東京地裁の判事が福島原発視察
東電が地震による津民対策を怠ったことは、既に流されている各種情報から、明かなものだろう。特に核心に満ちたものは、史上初めて行われた「国会事故調」(黒川清委員長)の意見書で明らかだ。何れにせよ、東電と、それを認可・監督するする権限を持つ、経済産業省(原子力保安院)の責任は間違いなく全面的にある。
そのことは、たぶん今回の東京地裁の視察判事達も十分意識していることだろうが、あえてデモンストレーションの思いも込めて視察を行ったと想像する。ただし、判事側にも苦悩はある。三権分立として、国を批判することが法的な建前だが、実のところ判事の人事権を握る最高裁は、国に忖度せざるを得ないのが現実なのだ。そして、最高裁に睨まれる様な判決文を書いたが最後、その判事は裁判官を続ける限り、一生地方の裁判所をたらい回しにさせられ、大都市に戻ることはできなくなるのだ。つまるところ、三権分立という言葉は、現実には空文化しているのが実態なのだ。
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裁判官が福島第1原発初視察 浸水対策に関心か 東電株主代表訴訟・東京地裁
10/29(金) 20:24配信 時事通信
東京電力福島第1原発(福島県大熊、双葉両町)事故で、勝俣恒久元会長(81)ら旧経営陣5人が津波対策を怠ったとして、東電へ22兆円を支払うよう求めた株主代表訴訟の現地進行協議が29日行われ、東京地裁の朝倉佳秀裁判長ら判事2人が原発敷地内を視察した。
原告代理人弁護士によると、同原発事故をめぐる訴訟で、裁判官が敷地内を訪れるのは初めて。
視察は非公開で行われた。代理人弁護士によると、朝倉裁判長らは午前11時半ごろから午後5時ごろまで視察。津波に襲われた敷地内の低地や、浸水した建屋の出入り口などを見て回った。同裁判長は「現場で見ると迫力が違いますね」などと話し、津波による浸水箇所に関心を示したという。争点の一つである事前の浸水対策が可能かどうか、直接確認する目的があったとみられる。
東電が地震による津民対策を怠ったことは、既に流されている各種情報から、明かなものだろう。特に核心に満ちたものは、史上初めて行われた「国会事故調」(黒川清委員長)の意見書で明らかだ。何れにせよ、東電と、それを認可・監督するする権限を持つ、経済産業省(原子力保安院)の責任は間違いなく全面的にある。
そのことは、たぶん今回の東京地裁の視察判事達も十分意識していることだろうが、あえてデモンストレーションの思いも込めて視察を行ったと想像する。ただし、判事側にも苦悩はある。三権分立として、国を批判することが法的な建前だが、実のところ判事の人事権を握る最高裁は、国に忖度せざるを得ないのが現実なのだ。そして、最高裁に睨まれる様な判決文を書いたが最後、その判事は裁判官を続ける限り、一生地方の裁判所をたらい回しにさせられ、大都市に戻ることはできなくなるのだ。つまるところ、三権分立という言葉は、現実には空文化しているのが実態なのだ。
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裁判官が福島第1原発初視察 浸水対策に関心か 東電株主代表訴訟・東京地裁
10/29(金) 20:24配信 時事通信
東京電力福島第1原発(福島県大熊、双葉両町)事故で、勝俣恒久元会長(81)ら旧経営陣5人が津波対策を怠ったとして、東電へ22兆円を支払うよう求めた株主代表訴訟の現地進行協議が29日行われ、東京地裁の朝倉佳秀裁判長ら判事2人が原発敷地内を視察した。
原告代理人弁護士によると、同原発事故をめぐる訴訟で、裁判官が敷地内を訪れるのは初めて。
視察は非公開で行われた。代理人弁護士によると、朝倉裁判長らは午前11時半ごろから午後5時ごろまで視察。津波に襲われた敷地内の低地や、浸水した建屋の出入り口などを見て回った。同裁判長は「現場で見ると迫力が違いますね」などと話し、津波による浸水箇所に関心を示したという。争点の一つである事前の浸水対策が可能かどうか、直接確認する目的があったとみられる。