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熱海・伊豆山土石流のゆくえ

2022-01-03 | 問題提起
熱海・伊豆山土石流のゆくえ
 筆者の中では2021年の最大の事件と云えば、そのロケーションの近隣さだとか、所属する静岡県内の事件であること、土石流被害が人災の様相を含む中で、恐ろしい被害が生み出されたと云うことで、昨年7月3日に生じた熱海・伊豆山の大土石流の事件が相当する。

 この事件は、現在、被害に遭った住民等が、土石流の発生した土地の新旧所有者を刑事告訴し、そして損害賠償の提訴を行っている。

 しかし、下記に転載する今日(1/3)の報でも、旧所有者を「元社長」と記し、写す写真もぼかしているという異常さを感じているところだ。

 本事件については、筆者の過去記事において、旧所有者名は「天野二三男」氏で、神奈川県内で「自由同和会」を自称し、その威力が熱海市に今回の違法な捨土および産業は器物を埋め込む要因になっていると誰でも類推できるという極当たり前の情報が、隠されたまま推移していることを異常に思う。

 同和問題は過去の被差別の黒歴史の問題として、少なく語られているが、今でもその差別があることを逆利用し、行政とか場合によっては司法まで、おののかせて自らのムリ筋を通すという現実があることを身近に知り、正直驚いたと云うことなのだ。つまり、同和という差別が過去にあって、対策事業なりで救済や差別の解消を政府や行政は目指して来てある程度その目的は達成されたのだ。ところが、被差別者(もしくは自称する者)の中には、差別があることを既得権として主張し続け、権力者に対し「差別するのか」という恫喝とテコに、ムリ筋な話しを通すというパラドックスが生まれているのが、現代における同和問題なのだろう。

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記者に向かって車で急発進 ~伊豆山で崩落した盛り土を作った「元社長」とは
日本テレビ系(NNN) 1/3(月) 7:01配信

ついに姿を現した元社長(市の調査に立ち会う元社長の男性)

元社長は小田原市内の土地でも条例に違反して大量の土砂を搬入した可能性があり、小田原市による調査に関係者として立ち会うというのだ。

夜明けとともに鳴き始めるセミの鳴き声を聞きながら、現場でスタンバイをする。午前8時頃、調査に訪れた小田原市の車が続々やってきた後、少し遅れて元社長を乗せた車がやってきた。

元社長は入手していた近影より白髪が増えた印象だ。盛られた土を指さしながら市の職員と何か話している。カメラを持って飛び出したい衝動に駆られるが、私たちの取材で市の調査を邪魔するわけにはいかない。調査が終わって、車に乗り込む瞬間を狙うべく、息を殺してじっと待つ。そして、ついに訪れた瞬間が冒頭のやりとりだ。

そして刑事事件へ
強制捜査に着手した静岡県警

直撃取材からおよそ1か月後、静岡県警は、遺族らの刑事告訴を受けて、盛り土を造成した不動産管理会社の元社長や、2011年に土地を譲り受けた現在の土地所有者の関係先などを業務上過失致死の疑いで強制捜査に乗り出した。

26人が亡くなった土砂災害はついに刑事事件へ発展することになったのだ。翌月には遺族が両者を殺人容疑でも告訴し、受理された。現在も捜査が続いている。

いまだに説明責任を果たさず、沈黙を貫く元社長。不動産管理会社の元社員は、元社長について最後にこう話した。

「本来なら(元社長が)一番前に出てきてごめんなさいと謝るのが普通だ。自分だけのうのうと生きているなんて、余りにも理不尽だよ」
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【関連過去記事】
熱海・伊豆山土石流の崩落機転の旧新所有者について
2021-07-11 | コラム
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/680b81236e868958af7a77302b37e2af

熱海・伊豆山土石流で告訴と損害賠償訴訟へ
2021-08-13 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/d26b51663396da50e8d8b449b7d8211
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