私の思いと技術的覚え書き

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ランプの水入り修理

2019-04-15 | 技術系情報
 クルマの各種外装ランプに水が入る事案というのは、昔から散見される現象でしょう。信号で停車した前車のテールランプがストップ点灯状態で、金魚が泳げるくらい水溜まりして揺れているなんて光景も時々見ます。それとか、ヘッドランプとかフォグランプとかクリアー化させた各種ランプで、少量の水入りからでしょう曇りが生じているのを見る機会は案外あるものです。

 今回はオール樹脂製のフォグランプで水入りから何時も曇りが生じているという案件として、中型バス(ふそう)とマイクロバス(コースター)で修理をしてみました。それぞれフォグランプAssyを外します。ランプのハウジングとクリアーレンズは接着シーリングされている訳ですが、ハウジングやレンズ共に割損はなく、該当シーリング部しか水入りの可能性はありません。

 それと、僅かな水入りで、晴天が続くのに何時までも内面の曇りが取れないということがありますが、通常どのランプも曇るのを防ぐため、だいたい通気口が設置されています。その多くが、U字型のゴムキャップとかで外部からの直接水入りを防いでいます。このキャップを取ると、チリや埃の侵入を防止するためなのでしょう、非常に細目のフィルター様のテープが貼付されています。何時までも曇りが取れないのは、このフィルターが目詰まりしていると考えてよいでしょう。

 今回の修理では、水入りの原因として特定される、レンズとハウジングの周りをぐるり一周シーリング処理し、例の通気口のフィルターを除去してしまいました。

追記
 今回のほぼ同時に行ったのは中型バス(ふそう)とマイクロコースターですが、同様の処理を行いましたが、写真はコースターのものを掲載します。国産のランプ関係は、ほぼ小糸か市光かと思っていましたが、ほぼ10年落ちの新しくもないコースターですが、ヴァレオ(Valeo)という仏メーカーの製品が使われていることに気づきました。欧州車では結構見るサプライヤーですが、かなり昔から日本車にも食い込んでいることを、今更知りました。ヘッドランプは、ふそうバスおよびコースターとも小糸製でした。




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