私の思いと技術的覚え書き

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クルマもバブル崩壊が起きている!(だろう)

2020-03-24 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 これは想像も含んだ、業界通を自認する拙人の想像だが・・・

 経済全般もそうだが、クルマもバブル崩壊が始まっているだろうというのが結論なのだ。

 まず、端的に顕著な影響を受けているのが、観光バス関連だろう。今回の病変が勃発するまで、東京オリンピックやインバウンドの増加動向を見据え、オリンピック関連やインバウンド増加地では、観光(貸切)バスの発注が増加しまくっていたはずだ。観光バス業界も、90年初頭のバブル崩壊以来、減車の傾向が続いたのだが、インバウンドの増加や東京リンピックの開催を見据えて、増車を計画していた一般貸切旅客運送業も多かっただろうと想像される。だいたい、1年位前に、石川県のJバスの工場見学を行った際、ちょっと聞いたところでよれば、観光バスは受注生産だが、現時点で1~2年待ちでの出荷で増産体制で稼働しているとの説明を聞いた。しかし、今回の病変で、対前年比△95%減とか、3月に入って未だ1台も稼働してないという観光バス取り扱い業社の話しも聞こえて来る。と云うことは、新車発注や大量の中古バスの保有しているバス中心の中古車販売業も、バスの価格相場も下がるし、それ以前に在庫を増やし続けていた中、苦境に陥っていることだろう。

 一方、年度末となる3月末は、そこそこ利益の出た民間企業を中心に、利益で税金を払うのならという経営上の判断から、新車への代替とか増車で新車の販売が増える訳だ。しかし、今回の病変による経済見通しの急減や見通しの不透明さにより、急遽代替や増車を取り止めた企業も多いことだろう。

 さらに、これは国産ディーラーもそれなりに影響を受けているだろうが、輸入車関連ディーラーなど高級車を中心に扱っているディーラーへの影響は大きなものがあるだろう。また、大量の高級輸入車を中心に在庫を保有していた中古車業等、中古車相場の下落も大きく、その借入金の返済が困難に陥り苦境なるところも多いのではないだろうか。

 なお、レトロ車や90年代初頭の日本のスポーティー車やレストア車など、このところバブルと云える著しい価格の上昇傾向を示していたが、まったくその動きは止まり、反転低下することだろう。

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