私の思いと技術的覚え書き

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TV電波の時代は終わった

2020-10-29 | コラム
 当家ではテレビ電波の受信環境が悪いため20年来有線契約を行って来たのだが、今般有線契約を解約することを決断した。思い起こせば、この10年来、テレビ放送を有線経由で電波で見ることは極めて希なことだった。それでも、テレビ電波の受信環境はあって当たり前みたいな思いもあり、99%見もしない有線契約を続けて来ていたのだ。

 似た様な思いで既に電波としてのテレビ視聴を辞めておられる方も多いのかもしれないが、今回こんな下らないメディアを何で今まで続けて来たんだろうと気付かせてくれた切っ掛けを記しておきたい。

 それは、今TV番組で人気があるらしい半沢直樹という番組があるらしいが、私は放送を見たことも原作を読んだこともないし、私の価値観では、さほどのことはあり得ないだろうと確信している。もちろん相当以前からTVドラマを見ることはあったし、それをすべて否定するつもりもないが、所詮TVごときが作る番組は、名のある監督となりの予算を注ぎ込んだ映画に比べると、チンケなものよと思わずにいられない。また、そもそも物語の映像化というのは、非常に難しいものであり、原作に優る映像がないとは断言しないが、極めて希なことだと思える。

 となると私に取っての物語のインプットは、1に原著の文章であり、2にそれなりの優秀な監督とキャストにより創作された映画作品であり、これはDCDなりブルーレイなりで再生が出来る。TVを頻繁に見ていた時代に一番必要でったニュースだとか天気予報などの情報は、インターネット(光ファイバー)で得られる。しかも、もし光ファイバーメディアが通信不可となった場合のバックアップは、スマホ(携帯電話の電波)で得られる。

 若干補足するが、ちなみに私が非常に評価しつつ、今まで10回は読み直す小説シリーズに、鬼平犯科帳、剣客商売、仕掛人・藤枝梅安を著す池波正太郎氏の作品群がある。これらは、原作が良いだけに何れもTVドラマ化されており、それなりの人気がある様だが、私はこれを見る度に、違和感と共に落胆してしまうのだ。違う、こんなのじゃないと。

追記
 先日、NHKがTV受像機設置を登録制にすることを要望するとか云う話しがあったが、その時代感覚の狂い方に呆れてしまう。既に時代は押しつけのTV番組を見る時代じゃない。ニュースも、勝手な判断で取捨選択し、信用ならないメディアは排除されるであって、魅力ない番組を作り続け、自らに都合の良いニュースしか流さないTV局は、必用とされていないということを自覚していなければならないのだが、余程思考が狂ってるのがTV放送事業者だろう。

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