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なんとも安っぽい「液晶コンビネーション」パネル

2022-06-23 | コラム
なんとも安っぽい「液晶コンビネーション」パネル
 最近の自動車で多くなって来たのが、運転席前にあるスピードメーターなどのコンビネーションパネルの液晶化が一段と増えたことがある。

 このコンビネーションメーターの液晶化は日本車が世界で一番速く取り入れていて、2008年のクラウン(S200系)で世界初採用されていたのだ。

 この液晶メーターだが、ソフトウェアで、メーター配置やデザインを切り替え出来るとか、画面の一部に前方のナイトビジョン動画を表示できるとか、そもそも数(ロッド)が増えれば従来のハードウェアメーターよりコストダウンできる余地もあることがこのところ増えている理由だろうと思える。

 しかし、真正面とか写真写りは一見良い様だが、実際にそのクルマに乗ったり、助手席とかちょっと斜め視するとまるで立体感がなく、安っぽく見えてしまうのは私だけの感覚だろうか?

 この辺りもあり、クラウンでは次作のS210以降では、コンビメーター全体の液晶は止め、一部グラフィックスのみの液晶に戻っていたのだが、この数年輸入車で増えており、ベンツ、BMWなどの高級車にも採用されたり、BMWミニのマイナーチェンジ以降にも採用されている。また、ポルシェも911モデルで採用する様子だ。



 こういうギミックを見て、これが新しいモノとしてありがたがるユーザーもいるのだろう。しかし、私みたいなヘンクツ者には、家電などの表示が液晶パネルとタッチパネルのスマホみたいになることを、スマホやモバイル機器は情報端末としての汎用性があるから認める。ただし、高級オーディオ機器が、そういうハードウェアスイッチの造型がなくなったら、およそ安っぽくなるのは宿命で、メーカーデザイナーの安直思考を笑わずにはいられない。

【過去記事】
液晶メーターに感じる
2018-03-29 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/3929eb292ef9ecb8844c8eec61c5dcf2


#液晶コンビメーター #安物指向


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