私の思いと技術的覚え書き

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映画寸評/パーフェクトワールド 2017-01-14記述再録

2018-01-14 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 この映画DVDは、つい先日 Book Off で何か面白い映画はないかと物色していて、主演クリント・イーストウッドとケビン・コスナーを見て、内容も知らず安く買ったものだ。ストーリーは凡庸なもので、説明する気にもならない。映画は1993年製作だが、物語の舞台は1963年だ。ということで出て来るクルマは、50~60年代の米車、それも特別なスポーツカーでなく、米国ではありふれた一般的なクルマ達だ。

 ここで出て来る乗用車やボンネットトラック達の多くは、過日記した「平面ガラス」ではなく、左右コーナーが大きくラウンドしたガラスを採用している。中には、リヤウインドウも大きくラウンドしたクルマもある。ラウンドさせるために、今のクルマではあり得ない、フロントアッパーピラーが前傾しているものまでが見られる。ラウンドさせれば、その部位に歪みが出易いことは重々承知の上のことだろう。それでもグリーンハウス廻りのガラスをランドさせて取り巻くというデザインは、如何にドライバーの死角を少なくしたいかという設計思想がなせたと思う。

 なお、50年代は、米ソのロケット開発=ICBM等の戦略核やジェット戦闘機の一代発展した次期であり、それらから影響を受けた、テールフィンやコーン型の装飾も、時代を感じさせるものだ。

 という訳で、ストーリーも悪くなく、イーストウッドもコスナーもいい味出してるが、出て来るクルマで楽しめたDVDであり、¥1,250 はお買い得だったと思う次第だ。






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