毎日の様になされる鉄道人身事故の報に思う

毎日の様になされる鉄道人身事故の報に思う
　東京や大阪などの大都市および周辺各地では、ほぼ毎日の様に鉄道での「人身事故」が報じられ続けてもう何年になるのか。
　この人身事故が、事故と云うより「自殺」であることは、誰もが想像付くだろう。それを、何故「人身事故」と呼び慣わす風潮で済ます気風が作られたのだろうか。

　そもそも多国の者が「人身事故」が生じたと聞けば、なに鉄道の運行だとか駅員の業務に問題でも生じたのかと思うのではないだろうか。事故でもないものを「事故」と表現して異論を呈しない、マスコミ、国民の異常さとか他人に対する無関心をそこには感じるしかない。

　本来まとももジャーナリズムがあったとすれば、各自殺のそれぞれの生活実態だとか背景をたぐり、ここまでのことから自殺という手段におよび出たということを世に知らせるべきが、世の公正さを示していくことになるのだろうと思うが、そういうマスコミはいない。

　なお、鉄道会社は公共交通機関であるが、この事故でない自殺については、故意犯として民事賠償請求している訳で、これは法令でも認められたもので違法でもない。ただし。鉄道会社が、これら自殺を本気で減らそうと思うのだったが、車内だけでは困難だろうが、自殺の原因を調査しつつ、国交省もしくは国家にもそれなりの政策改善を要求するのが当然だと思うが、そういう思考がされたのだろうか。

------------------------------------------------------------
中央線(快速)で人身事故 運転見合わせ
レスキューナウニュース　12/10(土) 11:45配信
　吉祥寺駅で発生した人身事故の影響で、中央線(快速)は運転を見合わせています。振替輸送を行っています。