私の思いと技術的覚え書き

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トラ・トラ・トラ!鑑賞のこと

2008-12-18 | コラム

 昨日は冷雨が終日降り続く寒い日でした。そんな中、パソコンのBOSEスピーカーサウンドも復活し、これもつい先日コンビニで千円で見つけたDVD「トラ・トラ・トラ!」を鑑賞しました。

 この「トラ・トラ・トラ!」は、昔テレビ放送でも見た記憶がありますが、日米合作の真珠湾奇襲攻撃を題材とした映画です。

 まあ、この真珠湾奇襲攻撃の決行を行うことで、日本は取り返しの付かない戦争を始めるに至ったのですが、当時のマスコミは開戦を大絶賛し、エールを送ったと云います。そして、戦争も中期から末期に至り戦局が悪化して来ると、世界に類例のない組織的な「特攻」攻撃を始めるに至る訳です。この国の国民は、お上の云うことに、まったっく素直に従う良い子が多い国民だと思います。このことは、現在の企業と労働者の関係においても、まったく同様な問題を生じており、やSakaeegはり国民性かなと思います。

 さて、「トラ・トラ・トラ!」の日本軍機は、ゼロ戦(21型)等が登場しますが、排気管の位置が違う等から、明らかにニセモノと判ってしまいます。でも飛行シーン等は、それなりの雰囲気を描き出しており、臨場感として十分なものと感じられます。

 ゼロ戦21型は、原田コレクションで何度か見てい ますが、搭載された栄エンジン(三菱)の二重星形14気筒の発する実音は聞いたことはありません。しかし、総排気量3万ccに近いガソリンエンジンが、レーシングカーと同様にストレートマフラーで排気しますから、結構な大きな音を発していたのだろうと思います。

 現在のジェット機でも、特に戦闘機の高出力エンジン機は、相当に大きな騒音を発する用です。全国で、軍用ジェット戦闘機の配備された基地周辺に住む方は騒音に悩まされていると思います。

 ところで、何年か前から沖縄の米軍基地の縮小に伴い、厚木基地等の米軍航空部隊が増備されています。そんな中、静岡県東部から山梨県にまたがる東富士演習場での米軍演習が増やされています。このため、この厚木基地や東富士演習場の周辺に住む家の防音工事が、国の予算を使用して行われています。実は、私の実家もその様な地にあり、何年か前に防音工事を行ったと聞いております。

 その内容は、壁を剥がして防音材を入れたり、天井裏にも防音材を入れたり、窓ガラスを二重ガラスサッシに入れ替えたり、エアコンを取り付けたりというもので、総予算800万程も要したと聞きました。そして、防音効果はともかく、高地で寒い所なのですが、断熱性が向上して、燃料費が少なくて済む様になったと喜んでいました。

 しかし、今年も富士学校の公開日に戦車砲の発射音を数百メートル離れた位置で聞きましたが、身体の全身で受ける強烈な圧力波としての衝撃音は、恐怖すら感じられるバイオレンス音であると思います。砲手は慣れもあるのでしょうが、戦争中に至近に着弾した際の恐怖感を想像するやに、戦争とは空しいものと思わずにはいられません。




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