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オスプレイを購入運用すのは米と日本だけ

2023-06-30 | コラム
オスプレイを購入運用すのは米と日本だけ
 現在、佐賀空港に自衛隊のオスプレイ配備のための工事が24時間体制で進められているという。
 このオスプレイだが、ウィキペデアで調べてみると、米軍で正式運用開始されたのが2005年からで、2020年時点で通算400機のV-22オスプレイが納入されたと云う。

 オスプレイというと、乗員が死亡する様な重大な事故が多いという印象があるが、以下の様な記述がNetにあった。
 オスプレイでの最初の死亡事故は、1992年7月に発生した7名の海兵隊員が死亡した事故であった。 その8年後には、海兵隊員を満載したオスプレイが墜落し、19人が死亡した。 オスプレイでは、これまでに51名の軍人が墜落事故で死亡している。2023/01/16

 また、重大事故の事故率(10万飛行時間当たりのクラスA飛行事故の件数)は、2022年で2.27だというが、近年の事故率推移は添付の通りだ。

 また、下記のYoutube動画によれば、米国防研究所の分析官の一人は、オスプレイが持つオートローテション機能(ヘリコプターが持つ動力を切って垂直降下する際に、ローターの自然回転で降下速度を抑制する機能)には欠陥があると指摘しているという。また、同氏は民間機はFAA(連邦航空局)の安全基準を満たす必用があり、米軍も兵士の搭乗する軍用機ではFAAと同等基準を要求して来たが、オスプレイは初めてそこから逸脱したと述べている。

 この様なオスプレイだが、驚くべきはこれを購入して運用しているのは、2023年現在で米国と日本だけだというのだ。検討はしている国は、他にもあるのだが、何らかの理由で保留していると云うことだろう。

世界で米軍と自衛隊しか使わないオスプレイ 佐世保にやってくる【半田滋の眼 NO.81】20230622
https://www.youtube.com/watch?v=qJOAPKf1U0E


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