CO2低減のアンモニア発電だが、新たな脅威を懸念
以下記事だが、この記事内容で、懸念を持つのがアンモニア精製時に生じるCO2を地下に貯蔵するというところだ。この地下CO2の圧入施設は、現在の日本にも幾つかあるが、新たな地殻応力源として地震との相関が疑われているというところだ。(北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)など)
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【独自】三菱商事、シェルと提携…脱炭素へカナダで発電用アンモニア製造
9/8(水) 7:10配信 読売新聞オンライン
三菱商事は英オランダ石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルと提携し、2020年代後半にカナダでアンモニアの製造を始める。日本の石炭火力発電所の燃料として使う計画で、投資額は1000億~2000億円に上る見通し。二酸化炭素(CO2)排出を減らせるアンモニア発電で、脱炭素を推進する。
三菱商事とシェルのカナダ現地法人が、8月末までに覚書を結んだ。
三菱商事がカナダ西部アルバータ州で製造設備を建設し、現地で調達した天然ガスから水素をつくる。水素は運搬が難しいため、空気の8割を占める窒素と反応させてアンモニアを年約100万トンつくり、電力会社向けに日本へ輸出する。
国内の発電所で、アンモニア20%分を石炭に混ぜて燃やす。約70万世帯分の電力にあたる200万キロ・ワット分の発電所を稼働できる。石炭だけの場合と比べコストは2割増えるが、CO2排出量を2割減らせる。
天然ガスから水素をつくる過程で発生するCO2は、シェルが開発中の地中貯留設備を使い、地下2キロ・メートルに閉じ込める。
CO2を多く排出する石炭火力は世界的に逆風にさらされているが、アンモニアは既存の発電所で使える。将来的にはアンモニアの比率を半分以上に高め、アンモニアだけを燃やす発電技術の開発も進める方針だ。
以下記事だが、この記事内容で、懸念を持つのがアンモニア精製時に生じるCO2を地下に貯蔵するというところだ。この地下CO2の圧入施設は、現在の日本にも幾つかあるが、新たな地殻応力源として地震との相関が疑われているというところだ。(北海道胆振東部地震(ほっかいどういぶりとうぶじしん)など)
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【独自】三菱商事、シェルと提携…脱炭素へカナダで発電用アンモニア製造
9/8(水) 7:10配信 読売新聞オンライン
三菱商事は英オランダ石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルと提携し、2020年代後半にカナダでアンモニアの製造を始める。日本の石炭火力発電所の燃料として使う計画で、投資額は1000億~2000億円に上る見通し。二酸化炭素(CO2)排出を減らせるアンモニア発電で、脱炭素を推進する。
三菱商事とシェルのカナダ現地法人が、8月末までに覚書を結んだ。
三菱商事がカナダ西部アルバータ州で製造設備を建設し、現地で調達した天然ガスから水素をつくる。水素は運搬が難しいため、空気の8割を占める窒素と反応させてアンモニアを年約100万トンつくり、電力会社向けに日本へ輸出する。
国内の発電所で、アンモニア20%分を石炭に混ぜて燃やす。約70万世帯分の電力にあたる200万キロ・ワット分の発電所を稼働できる。石炭だけの場合と比べコストは2割増えるが、CO2排出量を2割減らせる。
天然ガスから水素をつくる過程で発生するCO2は、シェルが開発中の地中貯留設備を使い、地下2キロ・メートルに閉じ込める。
CO2を多く排出する石炭火力は世界的に逆風にさらされているが、アンモニアは既存の発電所で使える。将来的にはアンモニアの比率を半分以上に高め、アンモニアだけを燃やす発電技術の開発も進める方針だ。