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米原潜の作戦行動中の衝突は海底の山だった

2021-11-03 | 事故と事件
米原潜の作戦行動中の衝突は海底の山だった
 過日報じられていた米原潜の海中作戦行動中の衝突事故だが、CNN報によると、海底の山(ギヨーと呼ぶ山頂が平面の山かもしれない)だった様だ。つまり、東シナ海においては、米海軍の海底地形の3D・DBも不十分なものだったことが判る。

 そんな不十分な海底地形DBしかない海域を、微速運行するならともかく、高速運行すればこの様な大惨事になることはある程度承知で、そのリスクを冒したのか。それは、聴音機で捉えた中国潜水艦の微音に一刻も早く近づきたいという焦りが生み出したものなのかどうかは判らないが、米海軍はこの辺りの海域の再度海底地形3Dマップを作り直す必用がありそうだ。そうなると、日本海事にも、その応援要請がなされることになるだろう。

【過去記事】
米原潜、東シナ海で何かに衝突?
2021-10-08 | コラム
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/855cd76cbadd2062608e9f0260b1b166

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米原潜が衝突した正体不明の物体、未知の海山だった
11/2(火) 13:15配信 CNN.co.jp
 ワシントン(CNN) 米海軍の原子力潜水艦「コネティカット」が10月初旬、南シナ海を航行中に海中で衝突した正体不明の物体について、海軍は調査の結果、未知の海山だったことが分かったと発表した。

 衝突は10月2日に発生し、コネティカットは修理のために南シナ海からグアムへ向かうことを強いられた。衝突した物体の正体は、この時点では分かっていなかった。

 第7艦隊の報道官は、「調査の結果、コネティカットはインド太平洋地域の公海を航行中、地図に載っていない海山に乗り上げたことが判明した」とする声明をCNNに寄せた。第7艦隊は西太平洋とインド洋を管轄している。

 海軍によると、この衝突で乗員数人が負傷し、艦体も損傷したが、原子力推進装置に損傷はなく、負傷した乗員も命に別条はなかった。

 調査報告書は第7艦隊司令官のカール・トーマス中将に提出され、今後の対応については同司令官が判断する。




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