私の思いと技術的覚え書き

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R56・まったく意味ないパーツ

2021-02-19 | BMWミニ
 ヤフオクで見た(アマゾンなどでも販売しているだろう)BMWミニ(R56系)用のチューニングパーツだが、自動車工学的な視点から見て、まったく意味ないパーツだと判断されるので注意喚起したいと書き留めたい。

 この様なストラットタワー部に装着するパーツとしては、左右のストラットタワー部を連結(剛結)して、いわゆるラーメン構造体賭しての剛性を上げるパーツは各車用に販売され、効果の程は知らぬけれど、論理的に一定の意味は感じる。しかし。この商品の様にストラットアッパーマウント部だけの剛性を幾ら上げたところで、特別の意味があるとは考えられない。もし、こんなパーツで剛性感が向上するとしたら、余程装着前のオリジナルな該当部構造の剛性が低いと云うことになるのだろうけど、そもそもその様な該当車のストラットタワー部が剛性不足という評価はないだろう。もしあったとしたら、該当部周辺に亀裂が生じるとか副次的な問題が生じていることだろう。

 作って売る方は、なんだかんだと理由を並べるのかもしれないが、どう考えても意味があるパーツだとは考えられない。こんな意味ないパーツに、約2万円近い費用を投じて騙される方が居ないことを願い本記述を記すものだ。


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