私の思いと技術的覚え書き

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「晩節を汚す」という言葉と女性蔑視ならぬ老人蔑視感

2021-02-14 | コラム
 晩節を汚すとは、人生でそれなりの評価を得てきた者が、年老いて死ぬる年齢になって、それまでの評価を覆す様な振る舞いをして名誉を失うこととある。

 何故こんなことを記すかと云えば、このところの森、川渕の行いだとか、アルペンとかいうスキー屋の会長の話しとして伝えられていることからだ。

 もっと前には、中坊公平という超有名な弁護士が存したが、バブル崩壊後の整理回収機構のトップになって、違法なことを行っていたというのがあった。また、彼の昔の太閤秀吉は、苦労して大成功を収め全国統一した武将だが、晩年は利休を殺したりと、正に晩節を汚す行いが目立った。

 私は思うのだが、人生死ぬまで打ち込む仕事があることは素晴らしいことではあるけれど、それは高齢政治家みたいに若い者にまかせちゃおけんと何時までも牛耳ることにしがみ付くことではないだろう。老齢で、智力、体力は衰えて行くのだが、中には経験した判断などを、求めれれば開陳しつつ、この様な考え方も出来るのではないかと、ささやかな指南を行うのが、その価値だろうと思う。さすれば、晩節を汚すなんてことはないはずだ。

 もう一つ、今回の森発言攻撃の狼煙となったのも「女性蔑視」というワードがあるが、現代社会は同問題についてナイーブになり過ぎている様にも感じる。私には女性蔑視より老人蔑視(決して権力者でない者が対象)が気になる。

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