昨日、拙人の比較的近郊の主に英国旧車のレストアとかボデーリペアを手掛けている修理工場主と話しをしていたのだが、ロータス社は既に現行車のエリーゼ、エキシージなどの製造中止を発表しており、今から新車購入しようにも既に在庫限りの状態である様だ。
英国車に詳しい方ならご存じの通り、生粋の英国自動車メーカーは、ほとんど外資に売られ、ロータスは私の記憶ではマレーシアのプロトンという子会社になっていると云うものだったが、2017年に中国・吉利(ジーリ)汽車が、ロータスの株式51%を取得(プロトン株49.9%も取得)し、実質的な子会社化している。
そんな中、ロータスでは、1995年からアルミバスタブフレームと接着技術を大々的に取り入れたエリーゼや、そこから派生したエキシージ、そしてリヤフレームを延長した新生ヨーロッパなどを製造して来たが、今年(2021年)限りで製造を打ち切ることを公表しており、先にも述べた通り、新車発注は既に在庫のみで、エリーゼは在庫なし、その他は幾らか在庫が残っている限りの販売になっていると云うことだ。
ただ、ロータスカーズが車輌製造を止めると公言している訳ではなく、新しいコンセプトの車両を立ち上げようと動いてはいる様だ。しかし、通常、企業が方針変更する場合にも、空白間を生じると云うのは、従業員の給与も含めて多大の固定費があろうから、不自然な動きだとも感じられる。
そもそも、中国の吉利汽車だが、中国の企業にありがちなことだが、不透明さが漂う。そもそも、中国政府は、2020年度の経済成長が前年度対比120%だと政府発表しているが、新コロナ(中共ウィルス)発現国として、あり得ない数値だろう。
吉利汽車ではABボルボの筆頭株主となっている。ABボルボは我が国のUDトラックスを買収しているが、最近イズズとの提携を打ち出し、UDトラックスの全株式をイズズに売却している。非常に入り組んだ買収劇が起きている訳だが、吉利汽車から見てロータスカーズに対するオペレーションが上手く動いている様には見えないし、資金ショートを生みかねない空白期間を生む今回のエリーゼなどの販売終了と次期モデルの未発表というロータスカーズの不透明さはどういうことだろうか。
何れにせよ1995年に登場したエリーゼはライトウェイトスポーツカーとして一定以上の市場評価は受けつつも、エリーゼからの派生車種を含め2020年までの25年間で55千台程度しか販売していない少量生産車で、企業体としての収益は苦しいものだったのだろう。考えられる企業戦略としては、フェラーリとかもっととんがったマクラーレンの様な、一段も二段も車両価格の高い超スーパースポーツを考えているのかもしれない。
しかし、このことはロータス社の持ち味としてのライトウェイトスポーツを捨て去ることでもあり、世界のエンスーに受け入れられるか未知数の要素が高い様にも想像される。こんな状況をもし、故コーリンチャップマンが生きていたら、どう思うのだろうか。
英国車に詳しい方ならご存じの通り、生粋の英国自動車メーカーは、ほとんど外資に売られ、ロータスは私の記憶ではマレーシアのプロトンという子会社になっていると云うものだったが、2017年に中国・吉利(ジーリ)汽車が、ロータスの株式51%を取得(プロトン株49.9%も取得)し、実質的な子会社化している。
そんな中、ロータスでは、1995年からアルミバスタブフレームと接着技術を大々的に取り入れたエリーゼや、そこから派生したエキシージ、そしてリヤフレームを延長した新生ヨーロッパなどを製造して来たが、今年(2021年)限りで製造を打ち切ることを公表しており、先にも述べた通り、新車発注は既に在庫のみで、エリーゼは在庫なし、その他は幾らか在庫が残っている限りの販売になっていると云うことだ。
ただ、ロータスカーズが車輌製造を止めると公言している訳ではなく、新しいコンセプトの車両を立ち上げようと動いてはいる様だ。しかし、通常、企業が方針変更する場合にも、空白間を生じると云うのは、従業員の給与も含めて多大の固定費があろうから、不自然な動きだとも感じられる。
そもそも、中国の吉利汽車だが、中国の企業にありがちなことだが、不透明さが漂う。そもそも、中国政府は、2020年度の経済成長が前年度対比120%だと政府発表しているが、新コロナ(中共ウィルス)発現国として、あり得ない数値だろう。
吉利汽車ではABボルボの筆頭株主となっている。ABボルボは我が国のUDトラックスを買収しているが、最近イズズとの提携を打ち出し、UDトラックスの全株式をイズズに売却している。非常に入り組んだ買収劇が起きている訳だが、吉利汽車から見てロータスカーズに対するオペレーションが上手く動いている様には見えないし、資金ショートを生みかねない空白期間を生む今回のエリーゼなどの販売終了と次期モデルの未発表というロータスカーズの不透明さはどういうことだろうか。
何れにせよ1995年に登場したエリーゼはライトウェイトスポーツカーとして一定以上の市場評価は受けつつも、エリーゼからの派生車種を含め2020年までの25年間で55千台程度しか販売していない少量生産車で、企業体としての収益は苦しいものだったのだろう。考えられる企業戦略としては、フェラーリとかもっととんがったマクラーレンの様な、一段も二段も車両価格の高い超スーパースポーツを考えているのかもしれない。
しかし、このことはロータス社の持ち味としてのライトウェイトスポーツを捨て去ることでもあり、世界のエンスーに受け入れられるか未知数の要素が高い様にも想像される。こんな状況をもし、故コーリンチャップマンが生きていたら、どう思うのだろうか。