ホイールパークブレーキとは、旧来から純エアブレーキ車に装備されていた一種の駐車ブレーキ機構であることはご存じのところだろう。つまり、純エアブレーキ車にあっては、主に駆動輪とか、トレーラ車の複数車軸の一軸に装備されている、主ブレーキのブレーキチャンバーと直列にスプリングチャンバーを有しており、このスプリングチャンバー室の加圧エアを抜くことで、スプリング力により駐車ブレーキを作動させる様にした機構だ。ちなみに、この機構のことを、マキシブレーキだとかスプリングブレーキなどと呼び慣わすこともあって、トレーラがトラクタと分離された状態では、ブレーキ用エア配管が切り離されることにより、自動的にスプリング力により制動装置が作動し、放置されたトレーラーが動き出すのを防止している。
このホイールパークブレーキは、2000年頃に導入された中期ブレーキ規制により、GVW8トン以上の大型車には、旧来はセンターブレーキ(TM後端に設置されたドラムブレーキ)でも可であったものを、一定の登坂角でも駐車ブレーキ性能が確保できる様にという新しい基準により、主に駆動輪そのものに制動力を働かせる様な構造変更を求めたものだ。
今回、拙人が問題視していたのは、このホイールパークブレーキ(駐車ブレーキ)の作動に当たって、スプリングチャンバー室の高圧エアを排出する訳だが、その排出音がやたら大きく感じる車両があり、ほぼ炸裂音というべき発音を出す車両もあるという云う実態を知り、なんらか基準が設けられているのかと云うことを述べたい。
以上のホイールパークブレーキの作動音(チャンパー室のエア排出音)については、後方に存在する大型トラックなどホイールパークブレーキ車から、渋滞などで止まる都度、繰り返し炸裂音の様な大きな音を聞かされつつ、何か威嚇されているんじゃなからろうとか、幹線道路の主に交差点に近い沿線住民にとって、都度聞こえて来る炸裂音に公害とまでは云えなくても、不快の念をお持ちの方もいるんではなかろうかと云う思いからだ。
そこで、国土交通省・安全基準、環境基準局という部署に連絡を取り、現状の問題点として感じていることを伝え、保安基準の管理部署など他部署とも連携を取り、もし排出音に基準がないのなら、なんらか排出音の一定の基準を設ける必要性を検討してもらってはどうだろうかという提言を行った次第だ。
このことは、一定の基準を設けさえすれば、それに対する対応は構造装置に適当なサイレンサーなりを設けることで十分対応はできるだろうということを伝えた次第だ。
なお、ホイールパークブレーキについては、その制動装置の十分な開放がなされず、いわゆるブレーキの引き釣りによる過熱から車両火災に至っている事例を知るので、ただ闇雲に排出音の低減を求める訳にも行かないだろうということも補足して述べておいた。
補足
ホイールパークブレーキの大きな炸裂音を感じるのは、大型バスには比較的少なく、どちらかと云うとトラックに多い様にも感じる。これは、トラックの場合、スプリングチャンバーなどが概観から見える程露出していて、その排出音を防音するカバーなど何らない構造にもあるのかもしれない。バスなどでは、ボデーが大きく被さり、余程車両下部に頭を突っ込んで観察しなければスプリングチャンバーを目視することができないという構造上の問題があるのかもしれない。
このホイールパークブレーキは、2000年頃に導入された中期ブレーキ規制により、GVW8トン以上の大型車には、旧来はセンターブレーキ(TM後端に設置されたドラムブレーキ)でも可であったものを、一定の登坂角でも駐車ブレーキ性能が確保できる様にという新しい基準により、主に駆動輪そのものに制動力を働かせる様な構造変更を求めたものだ。
今回、拙人が問題視していたのは、このホイールパークブレーキ(駐車ブレーキ)の作動に当たって、スプリングチャンバー室の高圧エアを排出する訳だが、その排出音がやたら大きく感じる車両があり、ほぼ炸裂音というべき発音を出す車両もあるという云う実態を知り、なんらか基準が設けられているのかと云うことを述べたい。
以上のホイールパークブレーキの作動音(チャンパー室のエア排出音)については、後方に存在する大型トラックなどホイールパークブレーキ車から、渋滞などで止まる都度、繰り返し炸裂音の様な大きな音を聞かされつつ、何か威嚇されているんじゃなからろうとか、幹線道路の主に交差点に近い沿線住民にとって、都度聞こえて来る炸裂音に公害とまでは云えなくても、不快の念をお持ちの方もいるんではなかろうかと云う思いからだ。
そこで、国土交通省・安全基準、環境基準局という部署に連絡を取り、現状の問題点として感じていることを伝え、保安基準の管理部署など他部署とも連携を取り、もし排出音に基準がないのなら、なんらか排出音の一定の基準を設ける必要性を検討してもらってはどうだろうかという提言を行った次第だ。
このことは、一定の基準を設けさえすれば、それに対する対応は構造装置に適当なサイレンサーなりを設けることで十分対応はできるだろうということを伝えた次第だ。
なお、ホイールパークブレーキについては、その制動装置の十分な開放がなされず、いわゆるブレーキの引き釣りによる過熱から車両火災に至っている事例を知るので、ただ闇雲に排出音の低減を求める訳にも行かないだろうということも補足して述べておいた。
補足
ホイールパークブレーキの大きな炸裂音を感じるのは、大型バスには比較的少なく、どちらかと云うとトラックに多い様にも感じる。これは、トラックの場合、スプリングチャンバーなどが概観から見える程露出していて、その排出音を防音するカバーなど何らない構造にもあるのかもしれない。バスなどでは、ボデーが大きく被さり、余程車両下部に頭を突っ込んで観察しなければスプリングチャンバーを目視することができないという構造上の問題があるのかもしれない。