富士学校見学の第4回としてとして、まずは同校で保存されている古い戦車を紹介してみよう。
まず、M4シャーマン戦車であるが、これら国産でなく米国から貸与されたものである。そもそも先の大戦で完膚なきまでに敗戦させられ、憲法まで米国下書きの憲法を受け入れざるを得なくなり、我が国は総ての軍事組織はなくなったのだ。ところが、朝鮮戦争の勃発により駐留米軍は朝鮮半島へ出兵せざるを得なくなり、このままでは、他国からの防衛上も、警察活動で防ぎきれない国内クーデターなど治安維持に問題があるとして、米国主導で警察予備隊が創設されたのだ。この予備隊は、その後の自衛隊や海上保安庁の整備に伴い、引き継がれ解消している。
さて、M4シャーマンでも、多くのバリエーションがある。外観はシルエットこそ似ているが、ロワボデーやアッパーボデー、そして砲塔など、砂型鋳造(脆いねずみ鋳鉄でなくダクタイル鋳鉄だろう)のものと、厚板鋼板を溶接組み立てしたものがある様だ。
なお、初の本格的国産戦車である61式戦車であるが、旋回可能な砲塔はなだらかな曲面で構成され鋳造作りだと判る。これに続く、74式も同様だ。これが、90式、そして、最新の10式では、外面に複合装甲モジュールが装着されているので、直ちには判らないが、およそたぶん厚板鋼板溶接組み立ての構造に変化しているのだろうと想像する。
ところで、戦車という兵器は、砲塔が旋回する機構や、下部走行体で縦横無尽に走行出来ることなどは、基本としてはクレーン車を類似した要素を多く持っているのだと思う。ただし、戦車の場合は、各動作がクレーン車とは桁違いに速く、それが攻撃もしくは防御力に即影響するという点で大きな違いがあるのだろう。例えば現代戦車の最高速度は70km/hを越え、また前後進での加速能力はなるべく大きいことが優位となる様だ。砲塔の旋回については、砲塔根元には全周をリングギヤが設置され、それをピニオンを油圧もしくは電気モーターで駆動する訳だが、くれー車では1つのピニオンだが、戦車では複数のピニオンで素早く廻しピタリと止める、大きな駆動トルクや剛性を保有しているのだろう。
富士学校内には資料館があり、過去の訪問時も見ている場所だ。江戸の海防かた、明示の戊辰戦争や日清日ロ戦争のことなども展示されており興味深い。また、先の大戦から現代の歩兵用へ兵器なども興味深く見る。ここでは、歩兵用対戦車兵器(ライセンス製造:IHIエアロスペース)とか、現行歩兵用銃(89式・5.56mm/豊和工業)が興味深い。
最後に、陸自最大イベント富士総合火力演習の開催ポスター。今年は、3年に一度の海自・観艦式(10月12~14日)もある。
まず、M4シャーマン戦車であるが、これら国産でなく米国から貸与されたものである。そもそも先の大戦で完膚なきまでに敗戦させられ、憲法まで米国下書きの憲法を受け入れざるを得なくなり、我が国は総ての軍事組織はなくなったのだ。ところが、朝鮮戦争の勃発により駐留米軍は朝鮮半島へ出兵せざるを得なくなり、このままでは、他国からの防衛上も、警察活動で防ぎきれない国内クーデターなど治安維持に問題があるとして、米国主導で警察予備隊が創設されたのだ。この予備隊は、その後の自衛隊や海上保安庁の整備に伴い、引き継がれ解消している。
さて、M4シャーマンでも、多くのバリエーションがある。外観はシルエットこそ似ているが、ロワボデーやアッパーボデー、そして砲塔など、砂型鋳造(脆いねずみ鋳鉄でなくダクタイル鋳鉄だろう)のものと、厚板鋼板を溶接組み立てしたものがある様だ。
なお、初の本格的国産戦車である61式戦車であるが、旋回可能な砲塔はなだらかな曲面で構成され鋳造作りだと判る。これに続く、74式も同様だ。これが、90式、そして、最新の10式では、外面に複合装甲モジュールが装着されているので、直ちには判らないが、およそたぶん厚板鋼板溶接組み立ての構造に変化しているのだろうと想像する。
ところで、戦車という兵器は、砲塔が旋回する機構や、下部走行体で縦横無尽に走行出来ることなどは、基本としてはクレーン車を類似した要素を多く持っているのだと思う。ただし、戦車の場合は、各動作がクレーン車とは桁違いに速く、それが攻撃もしくは防御力に即影響するという点で大きな違いがあるのだろう。例えば現代戦車の最高速度は70km/hを越え、また前後進での加速能力はなるべく大きいことが優位となる様だ。砲塔の旋回については、砲塔根元には全周をリングギヤが設置され、それをピニオンを油圧もしくは電気モーターで駆動する訳だが、くれー車では1つのピニオンだが、戦車では複数のピニオンで素早く廻しピタリと止める、大きな駆動トルクや剛性を保有しているのだろう。
富士学校内には資料館があり、過去の訪問時も見ている場所だ。江戸の海防かた、明示の戊辰戦争や日清日ロ戦争のことなども展示されており興味深い。また、先の大戦から現代の歩兵用へ兵器なども興味深く見る。ここでは、歩兵用対戦車兵器(ライセンス製造:IHIエアロスペース)とか、現行歩兵用銃(89式・5.56mm/豊和工業)が興味深い。
最後に、陸自最大イベント富士総合火力演習の開催ポスター。今年は、3年に一度の海自・観艦式(10月12~14日)もある。