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コロナ解雇・実態はこんなもんじゃない!

2020-09-01 | コラム
 今日見たコロナ解雇の報だが、如何にも知恵なく共同通信の記事だろう。
 だいたいここで記してある5万なにがしかの数値だが、ハロワの失業給付受給者数だろう。そもそも失業者のすべてが失業給付を受ける訳でもなく、そもそもパートや個人請け負いとして働く労働者が失業保険に加入していない事例は極めて多かろう。コロナ解雇なのか、実態として収入が途絶えたに等しい者の数は、この数値の数倍、収入半減とか極めて厳しい状態に追い込まれた者は10倍程度はあるのではないだろうか。

 しかし、このコロナの問題は何れ解消するのだろうが、従来同様の世に戻ることはあり得ない。公務員とか極めて公共的な業務を担う企業(例えば電力会社や通信会社、売上のほとんどを公共事業で得ている様な企業)以外は、極めて収益は圧迫されてくる来るだろう。となると、原価としての人件費の圧縮に向かうことだろう。さらに、大企業を中心に広がったテレワークの実現は、コロナが解消しても行い続けることだろう。つまり、大企業で行われて来た出張、研修などの人的移動が戻ることはないだろう。となると、旅客運輸やビジネスホテル、飲食業などの需要が元に戻らないと想像するしかないと思える。

 今、国家元首が替わろうとしているが、アベノミクスが成果があった云々と自画自賛している様な旧来同様の思想では、この国は極めて厳しい方向に向かうと思える。
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コロナ解雇、8月末で5万人超に 非正規中心、増加止まらず
9/1(火) 10:13配信 共同通信
 厚生労働省は1日、新型コロナウイルス感染拡大に関連する解雇や雇い止めが、8月31日時点で見込みも含めて5万326人になったと明らかにした。この1カ月余りで1万人が職を失い、失業者の増加に歯止めがかかっていない。政府は雇用助成の日額引き上げなど特例期限を12月末まで延長して対応するが、感染収束の兆しは見えず、非正規労働者を中心に厳しい雇用状況が続く。

 厚労省は2月から新型コロナによる解雇と雇い止めを集計。5月21日に1万人、6月4日に2万人を超え、その後はおおむね1カ月に1万人のペースで増えている。事業所の報告に基づいており、実数はさらに多いとみられる。

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