私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

納得し難い出来事(2例)

2011-05-13 | コラム
 このところ報道で、どうも納得し難いことが、起こっていると感じます。この様なことは、世の中多々あるのでしょうが・・・。その2例を記してみます。

①イージス護衛艦と漁船が衝突した事故の件の判決こと
 上記で、起訴されていた2名の航海士が無罪判決となりました。どうも、納得感のない判決と感じます。
 海の事故のことには詳しくないですが、自動車同士の事故のことにはある程度は知るつもりです。自動車同士の事故においては、どちらかが停止していたところへ衝突したり、信号無視でもして衝突したというのでない限り、責任の大小はあっても一方に責任がないと云うことはならないのが通例です。
 もっとも、今回の判決は刑事裁判としてのものであることと、疑わしきは罰せずという裁判の原則と、無罪という判決であって無実とは違うのだと思っていますが・・・。何れにしても、艦というシステム、個人としては艦長に責は生じるのだと思っているのです。
 でも、自動車事故の判決でもあるのですが、刑事と民事で、事実内容の認定にまで差異が生じることがありますが、不自然なことだなあと思っています。
 最後に、無罪を受けた海自2名のインタビューにおける回答のことに触れます。若いけど三等海佐といえば佐官3番手で、一般企業で云えば副部長か次長とかが該当するでしょう。防大卒のエリートと思いますが、ちょっと不遜と感じられるしゃべり方が気になりました。

②政府は東電救済への姿勢を早くも示したこと
 上記の姿勢が、一昨日辺りから明確化しだした様です。電気料金は値上げしないことを前提になどと云ってますが・・・。事故の解決は遅いくせに、何でそんなに、ことを急ぐんだと違和感を感じます。
 これでは、東電は一定リストラされるにしても、決して本気でのものではあり得ようもなく、体質は従来同様に温存されるのでしょう。そして、国債だとか社債を国費でまかなうことは、増税で行うことになってしまうのでしょう。



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