時の移ろうのは早いもので、早くも大震災後2ヶ月を経過してしまったとの感を持ちます。しかし、被災者や災害応援者の方々にとっては、まだまだ終わりなき困難の中にあるものと想像され心が痛みます。
ところで、震災の災害救助を、そして復興を遅延させる最大要因となっている原発事故です。その事故復旧作業は、つい先日事故以来初めて1号機の原子炉建屋に人が立ち入れたというのですから、悲しいというか、もどかしいという思いを持つ方は多いのではないでしょうか。
何しろ、今回の様な原発事故は、大学者は想定すること事態が地球への巨大隕石の衝突に匹敵するほどに確率としては低いものであるとし、否認していたからですから。以前にも記したことと思いますが、システム設計においては、最悪事態とその対処の概要程度でも考えておけなかったかとの念を持ってしまいます。
最近の報道で、今頃になって別の熱交換器を取り付けるなどと云い出しているのですから、余りにも対応が遅すぎる様に感じられてしまいます。外部熱交換器の話は、すでに1ヶ月以上前から話が出ていたにも関わらず、既存の冷却系を使おうと、地下室の溜まり水が・・・とかごちゃごちゃやっていたのですから。溜まり水は、どうなったんですか?と思います。
それと、風評被害のことが報じられており、産地の方々には誠にお気の毒に思います。しかし、現在までに行われた政府や関係部門、東電、そして大手ジャーナリズムの安全だとか、直ちに影響はないだけの発言を繰り返し、後出しで渋々事実を追認していく様なアナウンスの仕方が、不信感すなわち風評被害を拡大させてきたとの感を持ちます。
安全だと云うのなら、もっと周辺各地での放射線(空間線量、土中、水中、海中など)の客観的数値を、なぜ広く公表しないのでしょうか。また、100億程は要したとされる、SPEEDIなる放射能拡散シミュレーションシステムの結果が公開されたのは、事故後1回しかありません。
そして、先日も記したことですが、内閣官房参与たる大学教授が辞任に際して表明したことです。従来、1ミリシーベルトとされていた安全基準を、特段の期限も区切らず、誰が決めたのかもあやふやなまま、成人より3~5倍も障害確率高いとされる小中学生にまで20倍の値と決めたのでしょうか。
最後に、今次震災後つらつら思うのは、政府・官僚や東電も酷いが、民主主義を担保すべき責務を持ってるはずの、大手と云われるジャーナリズムの腐りきった姿です。真実を報ずべきを、疑問を質すべきを、何ら努力せず不作為してきたジャーナリズムは、大きな信頼を失墜し自滅への道を辿ることを期待します。
ところで、震災の災害救助を、そして復興を遅延させる最大要因となっている原発事故です。その事故復旧作業は、つい先日事故以来初めて1号機の原子炉建屋に人が立ち入れたというのですから、悲しいというか、もどかしいという思いを持つ方は多いのではないでしょうか。
何しろ、今回の様な原発事故は、大学者は想定すること事態が地球への巨大隕石の衝突に匹敵するほどに確率としては低いものであるとし、否認していたからですから。以前にも記したことと思いますが、システム設計においては、最悪事態とその対処の概要程度でも考えておけなかったかとの念を持ってしまいます。
最近の報道で、今頃になって別の熱交換器を取り付けるなどと云い出しているのですから、余りにも対応が遅すぎる様に感じられてしまいます。外部熱交換器の話は、すでに1ヶ月以上前から話が出ていたにも関わらず、既存の冷却系を使おうと、地下室の溜まり水が・・・とかごちゃごちゃやっていたのですから。溜まり水は、どうなったんですか?と思います。
それと、風評被害のことが報じられており、産地の方々には誠にお気の毒に思います。しかし、現在までに行われた政府や関係部門、東電、そして大手ジャーナリズムの安全だとか、直ちに影響はないだけの発言を繰り返し、後出しで渋々事実を追認していく様なアナウンスの仕方が、不信感すなわち風評被害を拡大させてきたとの感を持ちます。
安全だと云うのなら、もっと周辺各地での放射線(空間線量、土中、水中、海中など)の客観的数値を、なぜ広く公表しないのでしょうか。また、100億程は要したとされる、SPEEDIなる放射能拡散シミュレーションシステムの結果が公開されたのは、事故後1回しかありません。
そして、先日も記したことですが、内閣官房参与たる大学教授が辞任に際して表明したことです。従来、1ミリシーベルトとされていた安全基準を、特段の期限も区切らず、誰が決めたのかもあやふやなまま、成人より3~5倍も障害確率高いとされる小中学生にまで20倍の値と決めたのでしょうか。
最後に、今次震災後つらつら思うのは、政府・官僚や東電も酷いが、民主主義を担保すべき責務を持ってるはずの、大手と云われるジャーナリズムの腐りきった姿です。真実を報ずべきを、疑問を質すべきを、何ら努力せず不作為してきたジャーナリズムは、大きな信頼を失墜し自滅への道を辿ることを期待します。