私の思いと技術的覚え書き

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関西生コン労組委員長の地裁判決

2021-08-29 | 事故と事件
関西生コン労組委員長の地裁判決
 この事件は、今更ながら昨日知ったのだが、関西生コン(以下関生)労働組合委員長・武健一氏(79)が逮捕、起訴され、大阪地裁が懲役3年執行猶予5年を下したという記事が下記リンクだ。
https://www.sankei.com/article/20210713-IO7WBGHMPVK5FJGCHBCAJSGVFI/

 何故今更知ったのかだが、ツイッターの投稿で、逮捕時の武氏の顔相を指して、如何にも悪人顔とかいう多数のリツイードを見たことが切っ掛けだった。つまり、どれどれ、何処まで悪人顔なのか見てみようと、Net検索で写真を見たりYoutubeで動画を検索したりした訳で、つまるところ、単なる野次馬根性からということだ。

 拙人は、現在は退職したが、サラリーマン時代の30年弱を、交通事故の損害賠償に関わって、つまり多くの場合利害関係の対立する存在として示談援助の活動を続けてきたのだ。その間に、触れあった総数は、正確には記録はないが、9千名程度はなんらかのそういう関係に立ち入ったと云うことなのだ。このことは、顔相と示談の難易度が相関性があるのかと問われれば、必ずしもそんなことはないということだろう。

 もう少し具体的に記してみれば、未だ暴対法施行以前の交通事故だと、被害者にも中には修理もしくは板金工場主にも、893関係者が当事者もしくは介入してくるとか幾らもあったのだが、本当に身の危険を感じた様な案件として微かに思い出されるのは、たぶんだが薬か何かをやっているのだろうか、到底威嚇の範囲を超えて恫喝され、物を投げつけてくるという、もう精神状態がマトモではないという数件のことだった。

 それよりも、示談で難航するのは、一件温和しく正常な語り口だが、ことが押し詰まって具体化してくると、もう発狂状態という状態で、話しにならないという様な方だろう。この様な方の職種としては、必ずしもではないが、ある意味で世間との関係が絶縁されたもしくは一方通行の企業なり組織体の構成員(公務員、教職員、自衛隊員)などが多かったということが蘇るのだ。

 有罪判決を受けた関生の武氏の顔相だが、ぱっと見スキンヘッドで怒らしたら怖い顔相になるのだろうが、そのしゃべり方や目付きに、凶悪性なんてものは一切感じられず、まともな方だと判断できる。

 しかし、逮捕され検察に拘留された総日数が640日(1年半を越える)ということを聞くと、現在79才だと云うが、数年前のことだと云え、それなりの高齢にも関わらず、よくもまあ耐えたものよと感心する精神力の方だと思う。しかし、幾ら捜査権があるとは云え、1年半を越えて拘留してとは、幾ら何でもやり過ぎだと感じる。つまり、決定的な証拠がない故に、検察の描くストーリーに沿った供述調書が得られるまで起訴しないで拘留し続けるというという取り調べは、これじゃ冤罪が生まれる訳だと思うところだ。

 それと、現在のサラリーマンの方々で、労働組合に直接関与しているとか、単なる組合員であっても、種々の問題を抱えているという方向けに、以下の武健一氏の講演は、インスパイアされる部分もあると思いリンクするものだ。失われた20年(実際には30年になる)という日本の労働者の処遇が続いている訳で、ある意味多くの方が、強い閉塞感というべき思いを持つに至っていることと確信しているが、その起因の一つでもあろう。
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関西生コン支部・武 健一委員長「関生弾圧と労働運動の展望を」
2021/07/19
https://www.youtube.com/watch?v=k2JsFSEgvMw


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