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国交省への意見/現状の運転支援機能付き車の自動運転かのミスリード

2022-03-05 | コラム
国交省への意見/現状の運転支援機能付き車の自動運転かのミスリード
 過日の当ブログ記事「現行の自動運転と云われる車への誤認識の危うさ」(下記参照)で記した様に、現状で明らかに自動運転(国交省基準でレベル3以上)機能を持つクルマはほとんどなく、レベル2の運転支援機能に過ぎないのだが、おそらくメーカー、ディーラー、販売協力店(整備工場)などの理解不足やセールストークの中で、自動車ユーザーでは、購入した自動車をあたかも自動運転付き車だと認識している様子がSNSなどから読み取れてしまうことに危険を感じている。

【該当ブログ記事】
現行の自動運転と云われる車への誤認識の危うさ
2022-03-04 | コラム
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/9ad755ffcdff01b24d031b35d001c151

 その様なことから、今般、このことを以下文面にて、国交省に伝え、できうるなら車両メーカーに是正指導を要請を促す文意をとして以下を記して、国交省ホットライン・意見として送信した。



【今次国交省への意見文】
国交省・自動車整備課 御中
 現在、下記リンクの事例の様にSNS(今般の事例はFasebookより)において、該当車の実際は貴省基準における区分で自動運転レベル2に過ぎないにも関わらず、ユーザーは「自動運転」と認識していることが伺われます。これは、漫然運転を誘発し事故が起きる可能性を増やしかねないということと、事故が起きてから、法的にはその責任はすべて運転者が負わねばならないことをユーザーは意識しておらず、事故を起こしてからその法的な責任が問われることを知るという、2重の不幸が国民を苦しめかねないと憂慮を感じているところです。

 一方、ここでトヨタとニッサンのそれぞれ運転支援機能は、それぞれ「セーフティセンス」および「プロパイロット」と呼んでいる様ですが、それぞれの該当車の取り扱い説明書をNetで見比べて、その該当ページを示します。これを丹念に読み込めば、確かに運転支援機能であることは記されているのですが、その文字の大きさだとか注目のさせ方が小さく、これでは余程丹念に取り扱い説明書を読み込まないユーザー以外は、従前の販売店などのセールストークだけで自動運転だと思っても無理からぬことだと思えてしまいます。こういうことは、保険約款だとか様々な契約書で、同様に小さな文字でビッシリと様々な決め事が書いてありますが、それを全部読み込まなかった者がすべて悪いという自己責任論がある場合には通ってしまうのですが、そういう一種のまやかし行為は許されざることである様にも理解されてしまうところです。



 つきましては、貴省におかれましては、このことを放置された場合の国民の受ける損失を十分理解なされ、車両メーカーおよびディーラーなど販売店に対し、車両を使用するユーザーが誤解を生まない様な是正指導を願う次第なのです。
 なお、本件につきましては、以下のブログ文にて、全般の参考資料4点も付属した文章として掲載しておりますので、併せてご確認戴ければ幸いです。

https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/eeeb60cce3dcadea14ed42a59f9c64db
#現状の運転支援機能付き車の自動運転かのミスリード


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