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少額訴訟事案の紹介

2019-05-13 | 技術系情報
 皆様のところでも修理代その他を請求したが支払わないという悪い客(こんなの客ではないが)があることでしょう。止むおえず、その客の自宅に押し掛け押し問答したら、警察を呼ばれ、穏便にしなさいとたしなめられることもあるかもしれません。

 今回紹介する少額訴訟は、今まで民事調停を数回経験していますが、今回の案件は争いも明確であり少額訴訟に馴染むと、初体験の一件として紹介するものです。なお、少額訴訟は次の様な要件があります。

・訴額として請求する金額が60万円以下であること。
・訴訟を提出する裁判所は原則として、相手方の居住地を管轄する簡易裁判所です。この点で、相手が遠方だとちょっと大変さが出て来ることでしょう。

 なお、弁護士に依頼するのは自由ですが、弁護士自体も民事調停や少額訴訟を裁判所の権威として利用している場合が多々あります。そもそも顧問弁護士を要する大企業ならともかく、訴額が少額な民事調停とか少額訴訟に弁護士を頼む価値はないでしょう。また、少額訴訟の費用ですが、7枚目の写真にも明細を記していますが、訴訟費用としては2千円の印紙代+個別の郵送切手代です。使用しなかった切手は、後日返却されます。

 それでは手順をざっと説明しますが、写真の順番に見ながら様子を掴んで下さい。
1.請求書の発送 配達記録で郵送します。内容としてはこれこれだから、何時までに支払えと明記することでしょう。

2.支払い期日を過ぎたところで、早速少額訴訟の訴状を作成して簡易裁判所に提出します。なお、経緯が判る様に別添で経緯説明書を作成しました。

3.実際の裁判官による裁定までには、主に書記官との応対が暫く続きます。その内容は、今回省略していますが、相手はこの様に主張していますがとかFAXなりで通知されます。私は、即座に、それは違う、これこれだからと反論をFAX返信を2回ほど繰り返しました。

4.書記官の方から口頭弁論(裁判官裁定)の期日の打ち合わせが来ますので、日時を決定します。

5.口頭弁論が行われ、それぞれ単独で裁判官の審問と応答を繰り返し、妥協点を見極めるという感じです。今回の結論も和解と云うことで解決しています。













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