私の思いと技術的覚え書き

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バッテリーの白い粉はなんででるのか?

2020-04-13 | 車両修理関連
 武漢肺炎の蔓延により、経済状態の見通しに暗雲漂う今日この頃です。その様な中、予想にない以下の2つの出費が出て困ったことだと、書き留めてみたい。

1.キャノンプリンタMX923のB200エラー発生で印刷不可
 このMX923だが、5年前に新品購入したものだが、既に2年前にもB200エラーが発生し、その際はキャノンのサービスセンター送りで15千円程要したものだ。それが、つい先日のこと、それまで何ら印刷の不良など予兆はなかったのだが、突然のB200エラー再発だ。Net探索したところ、このB200エラーについては、プリンターヘッドの不良として、同ヘッドを交換すれば直るとのことで、アマゾンでMX923用プリンターヘッドユニットを見つけて購入。(約1万)そして交換したことで復帰はできた。
 しかし、Net探索すると、そもそも保証期間が終了後、何ら印刷に不良は生じなくともB200エラーとなるのはキャノンのプリンター交換作戦たる陰謀だとの記事を読み、それを信じるとすればとんでもないことだと憮然とする。しかし、プリンターヘッドの噴射時間を積分しつつ、初期起動からの使用期間を勘案してエラーアラートを行うアルゴリズムは、お茶の子再々のことなのかもしれません。不審を感じるところです。

2.バッテリーの寿命交換
 これはマイカーのバッテリーのことですが、報知日数が多く経てからの再始動で、若干スターターの廻り方が弱い傾向が1年くらい前から感じていました。それと共に、バッテリーのプラスターミナル付近に白い粉が付着する様になっていたのでした。

 このバッテリーターミナルの白い粉状物は、ターミナルとケースの間に極僅かな隙間ができ、そこからバッテリー液(希硫酸)の蒸発ガスが吹き出て付くことを知りました。この白粉を防ぐには、昔はキャスミックノコという商品があったのですが、今でも類似商品がある様です。それか、簡単にはMPグリースを適当に塗布しておいても良いでしょう。

 ところで、昨今のバッテリーはMF(メンテナンスフリー)タイプがほとんどですから、バッテリー液はほとんど減りません。但し充電中は、水素ガスが出ますので、火気厳禁出あることに変わりはありません。ところで、その水素ガスの出方がバッテリーの劣化と共に増えている様にも推察されます。ですから、白い粉が付着するのは、ターミナルとケースの隙間を生じていることもありますが、充電中の水素ガスの発生量が増えている、つまりバッテリーの劣化が生じていることを伺わせます。

 このバッテリーの劣化ですが、バッテリーの極板は鉛製ですが、この表面を酸化鉛の膜ができる、サルフェーションという現象があることが知られています。そこで、このサルフェーション膜を除去する効果を持つ、パルス式充電器というのがあり、これで充電したのですが、今回はあまり効果がなかったと云うことになります。

 それと、バッテリー概観を観察すると、側面部が樽形に膨らんでいることが判ります。これは、デジカメ用などのリチウムイオン電池でも時々見ることがありますが、これも明らかに劣化を示す状態でしょう。

 ということで、前回交換から6年を経て、新品バッテリーに取替となった。(約15千円)



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