リニア問題でマスコミ攻撃受ける静岡県・川勝知事のホンネ
攻撃受ける静岡県と記したが、矢面にあるのは川勝現知事なのであり、その川勝氏の県内工事認可の論理は、リニア工事で貫通する日本アルプス山中を源流とする安倍川水脈が立たれことによる水涸れを上げているのだが・・・。
静岡県人として川勝知事の主張する大井川の水枯れ問題が何処まで本気で云っているのか疑わしいとも思っているところもある。と云うのは、静岡県は在来新幹線駅が、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松と5カ所もあるのだが、この内のぞみが停車する駅が一つもない。まあ、これは、東京、品川、新横浜から名古屋間の約500キロを最短で運行することを優先に、のぞみ停車を控えているところもあるのだろう。そういう中で、静岡は、静岡から数十キロ西に位置する牧之原大地を巨額の工事費を費やし静岡空港を作ったのだが、静岡からにしても浜松からにしても所要時間が掛かり過ぎ、ましてや県東部の沼津辺りからなら、羽田経由にしても大した時間差もなく、日本中どころか世界中への空路があり、静岡空港などまったく意味ないのだ。そういう点で、そもそもバブル時代に作る価値ないまま永遠に赤字を垂れ流す静岡空港を作ったこと事態が大きな過ちだったのだが、これは現川勝知事以前のアホ知事(確か山本知事だったと記憶)なのだ。
ところで、この無価値な静岡空港がある牧之原の山の真下に在来新幹線が通っており日本坂トンネルが貫通している。どうも川勝知事の云い分を聞いていると、この静岡空港の真下にあるトンネル内に新駅を作らせようという魂胆がある様に想像しているのだ。このことは、JR東海にしてみれば、既存の静岡駅から10分も走れば通過する至近に、例え駅造築費は全額地元負担だとしても、さらに新幹線の高速輸送がタイトになるとして賛成できかねるとして来たのだ。それを、川勝知事は、大井川の水問題が一定それなりの理由付けさえ付き、JR東海で静岡空港駅の新設を全額負担させ様としているのが、本当の狙いではないのかと想像する。しかし、私に云わせりゃ、静岡空港新駅できれば、静岡空港利用客も多少増えるだろうが、今までの赤字体質を挽回できる様になることはあり得ないだろうと見ている。そもそも、静岡県は東西にその延長距離200キロ余と長く、西部の浜松周辺からなら中部国際空港へ、東部の沼津周辺からなら羽田へ行けば済む話しで、こんな場所に山を広大に整地して巨額の建設資金を投じて空港を作ったのは過去の見栄張りアホ知事なのであって、本来先のことを考えれば空港を閉鎖した方が得なのだが、政治家や県官僚とか既得権を得た地元自治体とか住民が反対するので到底そんなことはできないだろう。
以上が、静岡川勝知事のホンネのところだろうと思っているのだが、今や落ち目の日本人を強く意識する者として思うに、大井川の水問題とか静岡空港駅の新設問題とは別に、JRリニアの建設には賛成しかねると予て思っているところだ。というのは、JR東海の計画案では、リニアは建設後も当面赤字は続くとしているが、在来新幹線とリニアを合わせた利用客数は150%になるというあり得ない事業計画を出しているのだ。
在来新幹線の利用客は20年のコロナ勃発以来、対前年比7、80%程度で推移しているのだが、コロナが完全に収束しても100%に戻ることはあり得ないと思っている。というのは、理由は大きく2つだが、①テレワークという技術を知った企業は今後も最大限これを使い続ける。②日本の窮乏化はますます進行しており、あり得ない劇的な景気回復(それはバブルに等しい)でもない限り、在来線ですら新幹線の利用客は増えないと想像できるからだ。
これを記していて思うが、そろそろ日本人は、過剰な劣等感は持つ要はないが、一流国日本だとか、日本が一番という思想を捨てねばならないと思う。もっと慎ましやかに生き、リニアなんかより国民の生活向上を追い求めてほしい。そもそも過剰な速度を追い求めることは、情報通信での速度上昇はエネルギー消費に大差はないが、新幹線の様に物理的物体の速度上昇は、その二乗倍で空気抵抗を高めエネルギー消費を増すことを意識しなければならないのではないだろうか。
【過去記事】
【書評】リニア新幹線が不可能な7つの理由
2021-11-01 | 論評、書評、映画評など
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/2af075eef91d884d9fddd4bd74dadc88
リニア新幹線は必ず破綻し国民負担を求める
2022-11-22 | コラム
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/2f2fb79d3b8060e54051cb9438775a5d
攻撃受ける静岡県と記したが、矢面にあるのは川勝現知事なのであり、その川勝氏の県内工事認可の論理は、リニア工事で貫通する日本アルプス山中を源流とする安倍川水脈が立たれことによる水涸れを上げているのだが・・・。
静岡県人として川勝知事の主張する大井川の水枯れ問題が何処まで本気で云っているのか疑わしいとも思っているところもある。と云うのは、静岡県は在来新幹線駅が、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松と5カ所もあるのだが、この内のぞみが停車する駅が一つもない。まあ、これは、東京、品川、新横浜から名古屋間の約500キロを最短で運行することを優先に、のぞみ停車を控えているところもあるのだろう。そういう中で、静岡は、静岡から数十キロ西に位置する牧之原大地を巨額の工事費を費やし静岡空港を作ったのだが、静岡からにしても浜松からにしても所要時間が掛かり過ぎ、ましてや県東部の沼津辺りからなら、羽田経由にしても大した時間差もなく、日本中どころか世界中への空路があり、静岡空港などまったく意味ないのだ。そういう点で、そもそもバブル時代に作る価値ないまま永遠に赤字を垂れ流す静岡空港を作ったこと事態が大きな過ちだったのだが、これは現川勝知事以前のアホ知事(確か山本知事だったと記憶)なのだ。
ところで、この無価値な静岡空港がある牧之原の山の真下に在来新幹線が通っており日本坂トンネルが貫通している。どうも川勝知事の云い分を聞いていると、この静岡空港の真下にあるトンネル内に新駅を作らせようという魂胆がある様に想像しているのだ。このことは、JR東海にしてみれば、既存の静岡駅から10分も走れば通過する至近に、例え駅造築費は全額地元負担だとしても、さらに新幹線の高速輸送がタイトになるとして賛成できかねるとして来たのだ。それを、川勝知事は、大井川の水問題が一定それなりの理由付けさえ付き、JR東海で静岡空港駅の新設を全額負担させ様としているのが、本当の狙いではないのかと想像する。しかし、私に云わせりゃ、静岡空港新駅できれば、静岡空港利用客も多少増えるだろうが、今までの赤字体質を挽回できる様になることはあり得ないだろうと見ている。そもそも、静岡県は東西にその延長距離200キロ余と長く、西部の浜松周辺からなら中部国際空港へ、東部の沼津周辺からなら羽田へ行けば済む話しで、こんな場所に山を広大に整地して巨額の建設資金を投じて空港を作ったのは過去の見栄張りアホ知事なのであって、本来先のことを考えれば空港を閉鎖した方が得なのだが、政治家や県官僚とか既得権を得た地元自治体とか住民が反対するので到底そんなことはできないだろう。
以上が、静岡川勝知事のホンネのところだろうと思っているのだが、今や落ち目の日本人を強く意識する者として思うに、大井川の水問題とか静岡空港駅の新設問題とは別に、JRリニアの建設には賛成しかねると予て思っているところだ。というのは、JR東海の計画案では、リニアは建設後も当面赤字は続くとしているが、在来新幹線とリニアを合わせた利用客数は150%になるというあり得ない事業計画を出しているのだ。
在来新幹線の利用客は20年のコロナ勃発以来、対前年比7、80%程度で推移しているのだが、コロナが完全に収束しても100%に戻ることはあり得ないと思っている。というのは、理由は大きく2つだが、①テレワークという技術を知った企業は今後も最大限これを使い続ける。②日本の窮乏化はますます進行しており、あり得ない劇的な景気回復(それはバブルに等しい)でもない限り、在来線ですら新幹線の利用客は増えないと想像できるからだ。
これを記していて思うが、そろそろ日本人は、過剰な劣等感は持つ要はないが、一流国日本だとか、日本が一番という思想を捨てねばならないと思う。もっと慎ましやかに生き、リニアなんかより国民の生活向上を追い求めてほしい。そもそも過剰な速度を追い求めることは、情報通信での速度上昇はエネルギー消費に大差はないが、新幹線の様に物理的物体の速度上昇は、その二乗倍で空気抵抗を高めエネルギー消費を増すことを意識しなければならないのではないだろうか。
【過去記事】
【書評】リニア新幹線が不可能な7つの理由
2021-11-01 | 論評、書評、映画評など
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/2af075eef91d884d9fddd4bd74dadc88
リニア新幹線は必ず破綻し国民負担を求める
2022-11-22 | コラム
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/2f2fb79d3b8060e54051cb9438775a5d