３つの事象から見える共通項・それは傲慢という言葉

　極最近Ｎｅｔで知るある種の権力者が話す言葉を伝えた３つの事象だが、共通項が伺えるので書き留めておきたい。

　①は麻生総理が高校生に向かって政治に関心持つ必要はないと述べたという。②はトヨタ章男社長がマスコミ報道のあり方に鬱憤を表明したという。③はちょっと前の出来事の様だが、安倍内閣がマスコミに対し潰してやると恫喝すべき発言を行っているというものだ。

　この３つは、①が若者たる国民、②がマスコミに対するルサンチマン(恨み）、③が内閣の思い上がりと、それぞれ異なる。しかし感じるのは、何れも発言者のとんでもない思い上がり、説明責任の放棄、権力を背景にした恫喝すら含むものと感じる。この様な政治家、経営者と発言の対象者とは、共産党政権下の国民と同じ方向性を持つと云えるだろう。
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①「若者の政治無関心、悪いことではない」「SNS上の批判、対処法は……」――麻生副総理がN高で講義　2020年09月09日 19時14分 公開
　麻生副総理が「N高等学校」が設立した「N高政治部」の授業に登壇し、「若者が政治に関心がないことは、悪いことではない」と発言し、理由付けを「それだけ日本で平和に暮らしているということだ」と述べたという。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2009/09/news151.html


②マスコミはもういらない…トヨタ社長の「ロバの話」を考える
9/7(月) 現代ビジネス
　要は『言論の自由』という名のもとに、何をやっても批判されるということだと思います。
　最近のメディアを見ておりますと『何がニュースかは自分たちが決める』という傲慢さを感じずにはいられません」
　遡ること1ヵ月ほど前、トヨタが発表した見通しを元に、マスコミ各社は、「トヨタの今期営業利益、8割減の5000億円」(日本経済新聞)、「トヨタ衝撃『8割減益』危機再び」(朝日新聞)と報じていた。
　中略
　豊田氏の不満は、こうした報道に対して向けられたものだった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d3c66e5c06c86f803777af1ce157e389d9ef505


③藤井氏“安倍内閣は酷すぎ”発言 なかなかいえない本当の話　2018/08/17　日刊ゲンダイ
「マスコミに対して、今の内閣は酷すぎます。なんか言うとお前の会社潰してやるぞとまでいわれてるんですよ」（元衆議院議員・藤井裕久）
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/235543