私の思いと技術的覚え書き

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よくある輸入車?のトラブル(ヒーター風出ず)

2014-11-23 | 車両修理関連
 輸入車というと、よく故障するんではと思っている方が結構いると思います。確かに故障率といった数値で計れば優れた品質(悪く云えば画一的)な国産車と比べ故障が多い様にも感じるところでもあります。しかし、そのことを上回る個性とか面白さといった意味で国産車では味わえない良さがあることを意識するのです。

 さて、本題のBMW車における今回の故障は「エアコンの風が出なくなった」というものです。車種を問わずよくある故障のようです。昔のクルマでは、1~4段階階位の風量切り替えスイッチがあり、それぞれニクロム線の抵抗値を変えて、最速(ニクロム線経由せず)だけ風が出るが、微速が出ないというヒーターレジスタの断線をよく経験したものです。今回のはニクロム線の変わりとして使用されているファイナルステージユニットというパワートランジスタで風量を無段階に調整するデバイスの故障でした。よくある故障のようで、該当デーラーでは在庫を持っていました。

 しかし、原因は判り代替え品の用意も出来たというものの、その取替には苦労させられました。インストルメント下部のやり難い位置に装着されていることと、取付スクリュー(トルクス)の位置が判り難いのと、長さの関係で工具が入り難く難儀をしてしまったというものです。しかし、要領を心得てさえいれば、大し手時間を要する作業でもなかったと云うのが実感です。

BMW・E46ファイナルステージユニットの取替について

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