先日、久しぶりに渋谷に行った。
特に目的があったわけではないが、原宿から表参道を経由して渋谷まで歩いてきたので、懐かしい街を少し歩いてみた。
何が変わったのか、それすらもわからないほど記憶も薄れていたのだが、ヤマダ電機ができていたのは新しい発見だった。
最後に渋谷の駅に向かって横断歩道を渡った。
横断歩道の信号はすでに赤に変わっていて、でも渡る人達はのんびり歩いている。
ここは、人数が多いからそれが許されるのか?!
そして、振り返ってこの景色を見た。
懐かしい景色だ。
この街には、数か月間、手話を習いに来ていた。あの頃は仕事に疲れていたが、手話は楽しかった。
みんなで飲みに行ったのも思い出した。やさしい姉さん、まじめなサラリーマン、細身で華奢に見えてイタリアバイクに乗ってた男子、毒舌の美人がいたっけ。
聾者の先生方と飲みにいって、手話もやっとの私達は、本当に身振り手振りで会話して楽しんだ。
前に見えるビルのTSUTAYAで買い物して、ちょっと優雅にスタバでコーヒーを飲みたいと思ったが、席が空かなかった。。。
前職を辞めて帰るときに、家の片付けにきた妻と最後の買い物に来たのもこの街だった。
小雨が降っていたっけ。
いろんな人が、いろんな思いで、この景色を見ているのかもしれない。
大都会なのに懐かしい景色。
私にはいい思い出の街だ。