「奇跡の一本松」としては岩手県陸前高田市の高田の松原の「奇跡の一本松」が有名ですが、
南相馬市にもあの大津波に耐えて一本だけ生き残った「奇跡の一本松」があります。
場所は南相馬市鹿島区の右田浜。
震災前は海水浴場としてにぎわっていた浜で海岸沿いは保安林として松並木が続いていました。
防波堤は破壊されて所々砂浜が広がっています。
砂浜化したところには大きな松の木の根っこだけが残されています。
そんな中に一本だけ元気に生き延びている松の木がありました。
大津波はこの松の木の上を越えて行きましたが奇跡的に助かっている。
周りの多くの松の木が根こそぎ流されているのに本当に助かったのが不思議に思えます。
写真でみると大きさがわかりませんが、高さ約25m、根回り約2mだそうです。
この必死に生き抜こうとする松の木を見て被災された皆さんが元気づけられる気持ちがわかるような気がします。
陸前高田市の「奇跡の一本松」は死んでしまいましたが、この「奇跡の一本松」は元気に生き続けてほしいですね。
松の木の下には小さな黄色い花が咲いていました。