村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

鳥海山の厳しさに触れる

2014年07月30日 23時06分41秒 | 登山・滝めぐり

秋田ちょびっと一人旅の目的の一つ「鳥海山の中腹でビールを飲みながら夕日を見る」編

BSオープンの会場が南極公園だったので終わったら「白瀬南極探検隊記念館」を見学予定だったんだけど、

あまりの暑さからかすっかり忘れてスルーしてしまった。

冒険好きの俺は、いつもにかほ市を通るときに見てみたいと思ってたのに~(*_*)

そこから山へ行く前に「道の駅 象潟 ねむの丘」で入浴することにした。

道の駅では夏祭りを開催しているようですんごい人・人・人の激混み!!

なんとか車を駐車して、最初に岩カキを食べようと思ったらすんごい行列と暑さに食欲が減退。

暑かったけど入浴だけすませて、山の上で飲むおいしそうな高級ビールとつまみをゲットして人ごみから退散した。

鳥海山の鉾立登山口にある駐車場が今日の宿。

この日の駐車場は超満員だったが運良く目標としていた場所に空きがあり駐車することが出来た。

車の脇に空き地がありイスとテーブルを設置することが出来る。

目の前には素晴らしいパノラマが広がっている。

いつも由利本荘市へ行くと見える風力発電所群が北の方へ見えます。

このままの展望が続いてくれると夜は花火が見えるはずです。

夕日が沈む方向ははらくにさんのふるさとにかほ市です。

この時は最高の夕日が見れそうなので最高の気分でした。

下の方は晴天なのですが、反対方向の鳥海山山頂方面を見ると雲の中に隠れています。

BSオープンの時に見た鳥海山は山の上の方が雲に隠れていたので、それが現地にくるとこういう風になっているということです。

到着したのが13:30頃だったので昼食をとり見晴らしの良いところまで登るつもりだったが、

凄い強風が吹きまくってていてガスで何も見えそうにないので断念しました。

登山道を見ると天候が悪化したからか下山者で行列ができるほど混雑しているようでした。

遭難騒ぎもあったようで、救急車で負傷者が運ばれていきました。

俺は車の脇にイスとテーブルをセットしようと思ったが、軽いイスとテーブルは吹き飛ばされてしまう。

仕方がないのでイスのみ体重で支えながらセットして、ビールを飲みながら景色を楽しみながら読書を始めた。

気温は27℃と高目だが風が強いので寒いくらいに感じる。

景色を眺めに来る人は「いいですね~!!」と言っていくが、たぶん「おかしなやつがいる」と思っているに違いない。

台風のような風が吹いている中で本を読んでいるやつなんていないだろうよ!!

強風なのに鳥海山の山の上の方だけ雲がかかっているのはなんでだろうと不思議に思ってたんだけど納得した。

山形県遊佐町の海の方から吹き上げてくる風が山の途中で雲を作っているのが見える。

そうなんです。山の上の方で雲ができて下の方で消えているんです。

不思議ですよね。

夕日の時間が近づいてくると徐々に雲が下がってきた。

だんだんと目の前をもの凄い勢いで雲が流れて行きます。

次第に風が湿っぽくなり気温が急激に下がり始めたので車の中に避難。

雲の切れ間から太陽が沈む方向の海に光の明るい道ができてきます。

日の入りの時間が迫った時に奇跡が起きました。

厚く垂れこめた雲の下に太陽が出てきて急速に流れる雲が切れてくれました。

なんとか今日の目的が達成できた瞬間です。

強風に吹き飛ばされそうになりながらやっと撮った写真がこれ!!

その後は全てが白一色に染まる世界に突入してしまいました。

長い夜に備えて道の駅で買ってきた秋田の地ビール。

さぁ~飲むか!!と思ったら「栓抜きがね~!!」

何か開けられるものはないかと物色したがなかった~(T_T)

諦めていつものビールと焼酎で飲み明かしたんですよ!!

夜中に雨が降りだしいよいよ台風と同じ気象に突入。

そういえば昨年も同じ体験をしたような気がする。

強風に揺さぶられ震度3程度の揺れが続く車の中で安眠ができるなんて変なのかな?

ぐっすり眠った朝は、相変わらず続く大雨と強風の台風状態のまま。

もうこのまま帰ろうか?

と思った時にブログのコメントに只野さんの投稿が!!

そうなんですよ、昨日、白瀬南極探検隊記念館を見学するのを忘れたんですよ!!

そうなったら目的が出来たので元気が出る。

外の気温は15℃。

早速あたたかいコーヒーを入れると車の中がコーヒーの香りで満たされ元気が出てきた。

コーヒーを飲みながら考えた行動予定は、

次の機会ね(^○^)