もう十数年以上前から変わらず使い続けている便利アイテム
これを使う人は少ないというか殆どの人は使わないでしょう!
Jの場合トップコートのタレた部分とか 補修をメインに使っているんですけどね^^;
時々、海の仲間がメタルジグのバリ取りとかで借りに来ます><
ただコンプレッサーを持っていてルアーのリペア(塗装の剥離)をする人には
安価で手に入る便利アイテムかとおもいます!
仮称「山多ペーパービット」
※少し長いので気の向いた方だけどうぞm(_ _)m
市販品には下の画像のようなものがあるのですが
これは使用目的が限られますし量産する物に使用するにはコスト高・・
ならば似たものを考えていたときに思い付いたのがコレ↓
空とぎ用のペーパー(右)を回しちゃおう!!
作り方はシンプル
灯油などに使う燃料用ゴムホースを3㎝の長さでカット
いつも近所のホームセンターで購入
空とぎ用の400番のシートを1/16のサイズにカットした物を作って
ゴム管に空とぎペーパーを巻き付けて輪ゴムで止めるだけ♪
最近は入工具屋さんやホームセンターで安価で手に入るルーターを用意
ビットの付いたセットでも3000円前後で買えると思います、本体なら2000円以下でも・・
ただこのゴム管を取り付けるのに必要なものが一つ
ホームセンターで手に入る汎用の6mmの「ピン」というものが必要です
6mmのピンをルーターに取り付けるだけ・・本体の準備はこれでOK
ピンがそのままゴム管の軸になります!
長さは4~5㎝ぐらいのもの
径は6mm
パーツはこれだけですがゴム管(ビット)は3㎝のものを沢山用意します
たまたま灯油用の燃料ホースの内径が6.3mmだっつたのでピッタリでした
まぁゴムホースを3㎝でカットしていくので5m巻きなら沢山ビットが出来ますけどね^^;
(仮)山多ペーパービットを使って試しにピンテール(先日とは違うもの)を剥離してみます
目玉をカッターの刃先などを使いルアーから外します
この時目玉が壊れても釣り具店で手に入りますから気兼ねなく外しちゃいましょう。
剥離前のルアー
ホログラム箔やその上の塗膜などは簡単に削れますが
下地の色はルアー本体に塗膜が密着していますから
根気よく機械で撫でていきます
ビットは削れなくなったら交換します
ルーターの回転が速いと早くダメになるようです
なのである程度のスロー回転でJは作業してます!
このビットは実はもう一度使えます!
一旦ばらして
空とぎペーパーの頭とお尻を反転させます。
機械の回転と同じ方向で巻きなおしたら輪ゴムで止めます
※この時ゴムホースを捲いたペーパーから5mm程出しておきましょう
一つのビットで2度使えます^^
回したペーパーが切れて使えなくなることもあるのであしからず。
※シャフトに差し込んだゴム管が緩いときは画像のようにピンにテープを巻くと大丈夫です!
ホロ部分を剥離した状態
ここまでビット2本で3分程です
このビットの優れたところはここからです^^
ハチカン回りの塗膜の剥離も出来ます
ビットをこの角度で回します!
軽く削りました・・
ペーパービットを押し付けた時に こんな感じに先端は対象物と同じ形で回りながら研磨してくれます
なのでゴム管の長さはペーパーより短くしてあるのです。
先端で削るとこんな感じに
ペーパービットの先端は直ぐに削れなくなるのでハチカン回りや細かな部分に先に使用します
ビットの半分が空洞なのでリップの面もギリギリまで研磨できます。
クリアーカラー用ならこの先はカッターの裏側とかを使いながらエラ周りの塗膜を削りますが
ソリッドカラーならこのぐらいでOK 時間にして10分程。
ただこの方法の難点は鱗目が無くなることですかね^^;
気にしない人はどうぞ試してみてください(自己責任でお願いします)
10㎝程のルアー1本にペーパービット5本程使用
空とぎペーパー1/3程で力を入れずに削れ早いです
※ここからは余談です
塗膜を剥離すると見たくない現実も見えちゃいます・・
背中の貼り合わせ面のクラックや・・
更に大きなクラック・・
使用していれば回収時にルアーも色々な物にもぶつかるでしょうしね~
外部より内部のダメージが大きかったりしますよね^^;
塗装の塗膜があったので浸水はしていませんが大きな魚が掛かったら
頭だけ帰ってきそうな感じです
そうしたらランカークラスのシーバスだったといいますけどね(笑)
せっかく頂いたものなので再塗装して使います!!