先日の両備バスのシビルライナーを使用したツアー、中々の盛況であったのはご報告の通りですが、な、何と!廃車を免れたハズのシビルライナー、次の車検切れで廃車を宣告されたそうです!!。結果、本当に惜別ツアーとなってしまった訳です・・・・。
それでは26年と言う長寿を誇った両備のエアロバス・スタンダードデッカーを御紹介いたしましょう!
社番:F9366 P-MS725N 昭和61年式
エアロバススタンダードデッカーはハイデッカーに比べると車高が約20cm弱低くなっていますわ。約と言うあいまいな表現を使ったのは車両によって装備の個体差があり、車検証に記載されている高さが微妙に違うんですよ。上高地仕様であるため、ホィールベースはフルサイズより80cm短いN尺ですわ。ドアも狭い所で開閉出来るように折り戸をチョイス。アルミホィールを奢られているのは両備の車両であるステイタスとでも言いましょうか!
リアスタイル
もちろんバックカメラ装備ですが、年式的に結構デカイのが鎮座しとります。バックライトは両備のエアロ伝統の丸タイプですわ。
それではエンジンルームを拝見いたしましょう。
三菱のV8エンジン・8DC9が鎮座。排気量16.031ccの320psです。車高が低い上、尺も短いので総重量が抑えられた上に重心が低いので実は羊の皮を被ったオオカミ的なすばらしい走りをするんですよねぇ・・・・。おや?ダイナモは去年交換されたばかりのようです。リンク品でも十数万するシロモノですわ・・・・。
横のリッドを開けた所その1
こんな所に予熱器(プレヒーター)がブチ込まれてますねぇ。プレヒーターとは冷却水を燃焼した熱によって温める暖房装置なんですよ。乗用車なんかは温水式ヒーター、つまりは冷却水の熱を暖房に使用するんですけど、観光バスや寒冷地仕様のバスは早く車内を暖めなければならないのでプレヒーターが付いてるんですわ。その昔は家庭の石油ファンヒーターと同じ原理の燃焼式ヒーターなんかもありました。
横のリッドを開けた所その2
白いのはバッテリー。これも去年換えたばかりですねぇ。その隣のラジエーターはサブ冷のもの。で、このエアロに搭載されている三菱重工のエアコン、全くダメダメなシロモノで、丁度この年式辺りは音ばっかりで風が然程出ずサイアクな物が多いんですよ・・・しかし、この個体のエアコンはこんな灼熱地獄な真夏日でも必要充分に効いておりました。これもドライバーさんや整備の方々の日頃の整備の賜物でしょう。
では運転席。
ワンマン化改造された際にガイド席と仕切り板は撤去され、オーディオもビデオ等ははずされてます。なので普通の観光バスと比べると広々とした感じですな。シフトはフィンガーコントロールではなく棒シフト。フィンガーは壊れたらコンピューター交換がアッセンで50万ほど掛かるんで・・・・・。
オーディオ類。
何とオーディオはナショナル製のアナログタイプ!年式的にコレになりますわぁ-な。ナショナルは後にパナソニックになりますが、ちょっと前にバス用オーディオから撤退してしまい、今はクラリオン製しかないんですよね。他にソニーなんかもあったんですよ。あ、その隣の音声合性装置ね。
車内の様子。
エアコンのダクトの出っ張りが少々気になりますが、普通のハイデッカーと然程変わらん感じですわ。11列シートですが短尺のため通常のフルサイズで言う12列ピッチになります。
シート。
このシートは両備特有のものですかねぇ、他のバス会社でこの形状は見たこと無いなぁ・・・。
逆くの字型をしており、リクライニング倒さなくてもしっくりとしたシートポジションなんですよねぇ。
シートバック
逆くの字型なんでシートの肩の辺りが出っ張ってます。路線転用の際に灰皿は撤去されてますなぁ。
はぁ、まだまだ使えそうですが廃車ですわ。これも時代の流れなので仕方なですね。一般利用者はもちろん乗車するには新しいバスの方が断然いいでしょうからねぇ。廃車になる前に是非とも登場時の旧両備カラーのいでたちを見て見たかったなぁ・・・・。
それでは26年と言う長寿を誇った両備のエアロバス・スタンダードデッカーを御紹介いたしましょう!
社番:F9366 P-MS725N 昭和61年式
エアロバススタンダードデッカーはハイデッカーに比べると車高が約20cm弱低くなっていますわ。約と言うあいまいな表現を使ったのは車両によって装備の個体差があり、車検証に記載されている高さが微妙に違うんですよ。上高地仕様であるため、ホィールベースはフルサイズより80cm短いN尺ですわ。ドアも狭い所で開閉出来るように折り戸をチョイス。アルミホィールを奢られているのは両備の車両であるステイタスとでも言いましょうか!
リアスタイル
もちろんバックカメラ装備ですが、年式的に結構デカイのが鎮座しとります。バックライトは両備のエアロ伝統の丸タイプですわ。
それではエンジンルームを拝見いたしましょう。
三菱のV8エンジン・8DC9が鎮座。排気量16.031ccの320psです。車高が低い上、尺も短いので総重量が抑えられた上に重心が低いので実は羊の皮を被ったオオカミ的なすばらしい走りをするんですよねぇ・・・・。おや?ダイナモは去年交換されたばかりのようです。リンク品でも十数万するシロモノですわ・・・・。
横のリッドを開けた所その1
こんな所に予熱器(プレヒーター)がブチ込まれてますねぇ。プレヒーターとは冷却水を燃焼した熱によって温める暖房装置なんですよ。乗用車なんかは温水式ヒーター、つまりは冷却水の熱を暖房に使用するんですけど、観光バスや寒冷地仕様のバスは早く車内を暖めなければならないのでプレヒーターが付いてるんですわ。その昔は家庭の石油ファンヒーターと同じ原理の燃焼式ヒーターなんかもありました。
横のリッドを開けた所その2
白いのはバッテリー。これも去年換えたばかりですねぇ。その隣のラジエーターはサブ冷のもの。で、このエアロに搭載されている三菱重工のエアコン、全くダメダメなシロモノで、丁度この年式辺りは音ばっかりで風が然程出ずサイアクな物が多いんですよ・・・しかし、この個体のエアコンはこんな灼熱地獄な真夏日でも必要充分に効いておりました。これもドライバーさんや整備の方々の日頃の整備の賜物でしょう。
では運転席。
ワンマン化改造された際にガイド席と仕切り板は撤去され、オーディオもビデオ等ははずされてます。なので普通の観光バスと比べると広々とした感じですな。シフトはフィンガーコントロールではなく棒シフト。フィンガーは壊れたらコンピューター交換がアッセンで50万ほど掛かるんで・・・・・。
オーディオ類。
何とオーディオはナショナル製のアナログタイプ!年式的にコレになりますわぁ-な。ナショナルは後にパナソニックになりますが、ちょっと前にバス用オーディオから撤退してしまい、今はクラリオン製しかないんですよね。他にソニーなんかもあったんですよ。あ、その隣の音声合性装置ね。
車内の様子。
エアコンのダクトの出っ張りが少々気になりますが、普通のハイデッカーと然程変わらん感じですわ。11列シートですが短尺のため通常のフルサイズで言う12列ピッチになります。
シート。
このシートは両備特有のものですかねぇ、他のバス会社でこの形状は見たこと無いなぁ・・・。
逆くの字型をしており、リクライニング倒さなくてもしっくりとしたシートポジションなんですよねぇ。
シートバック
逆くの字型なんでシートの肩の辺りが出っ張ってます。路線転用の際に灰皿は撤去されてますなぁ。
はぁ、まだまだ使えそうですが廃車ですわ。これも時代の流れなので仕方なですね。一般利用者はもちろん乗車するには新しいバスの方が断然いいでしょうからねぇ。廃車になる前に是非とも登場時の旧両備カラーのいでたちを見て見たかったなぁ・・・・。