この患者では頻呼吸も見られる。
「ショック+頻呼吸」を見たら敗血症性ショックを考慮する。
糖尿病患者は高血糖による浸透圧利尿により容易に脱水になりやすいが、脱水のみでは頻呼吸はこない。
敗血症でなぜ頻呼吸となるかについて表2にまとめた。
この症例では表2のうち③と④はなかったため、①と②による機序が考えられる。
ところで、敗血症の急性期では、発熱がない場合や逆に低体温の場合もあるので注意すべきである。
この症例でも体温は基準値内であった。
むしろ病歴で悪寒戦慄の有無を聞くことが重要であり、悪寒戦慄( 布団を重ねてかぶっても体をブルブル震わせるくらいの悪寒)は「敗血症」を示唆する(相対リスク約10倍)。
この症例の臨床診断は壊死性筋膜炎による敗血症であった。
治療内容は迅速輸液投与と抗菌薬投与(バンコマイシン+クリンダマイシン+メロペネム)に加え、緊急で外科的デブリドメントが施行された。
写真:沖縄本島北部、名護市の海岸です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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