みなさん、こんにちは。
レジデント:食欲低下や体重減少はなし、ということですので、うつ病とまではなっていない印象です。
徳田:そうですか。うつ病の有病率について考えてみましょう。どの程度の頻度と思いますか?
レジデント:そうですね。数パーセント程度でしょうか?
徳田:セッティングによって異なりますが、内科系プライマリケアの医療施設であれば、うつ病と気分変調症、その他のうつ病性障害を合わせて、成人の約10%程度とみておくべきと思います。
精神科専門施設であれば当然もっと高くなります。
レジデント:やっぱりけっこう多いのですね。これは「コモン」な疾患ですね。
レジデント:ではここで、うつ病の定義をおさらいしておきましょう。
ここでは、「うつ病=大うつ病」としてとらえたいと思います。
大うつ病とも呼びます。
下表のうち、項目1と2が必ず存在して、かつ合計5項目以上あてはまることが大うつ病の定義となっています。
また、これらの症状が、2週間以上同時期にあること、が条件でもあります。
表:大うつ病エピソードの項目リスト
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1 毎日の憂うつ・沈んだ気持ち
2 興味・楽しみの喪失
3 毎日の食欲低下や体重減少
4 毎日の睡眠障害
5 毎日の動作緩慢・落ち着き欠如
6 毎日の疲労・気力低下
7 毎日の無価値感・罪悪感
8 毎日の集中力・決断力低下
9 希死念慮
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写真:お気に入りから、名護市の海岸です。
これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。
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