みなさん、こんにちは。
主訴:前日より関節痛、今朝より呼吸困難。
病歴:高血圧、慢性心不全(Ejection Fraction 0.5)、糖尿病(HbA1c 8%, Body Mass Index 20)、慢性腎臓病(Creatinine 2.0 mg/dl)、Chronic Obstructive Pulmonary Dis . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
超高齢社会となった日本では、多臓器疾患併存の患者像が通常となっている。
内科系の疾患では、高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性閉塞性肺疾患、狭心症、慢性腎臓病などの併存が多い。
白内障、難聴、整形外科的疾患(ロコモティブ症候群など)、慢性皮膚障害、など特殊診 . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
「肝臓は沈黙の臓器」ということわざがあるが、検査はせずに診察のみで肝硬変となっていることがわかることがある。
60才歳代男性も飲酒量が多く、肝硬変が疑われていた。
両方の手のひらは紅く、胸の皮膚にはクモの巣状の血管の変化があった。
&nbs . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
「酒は百薬の長」という。
適量の飲酒は体によいことは事実。
しかし、過ぎたるは及ばざるが如し、だ。
総合診療では、飲酒による健康への影響を診ることも多い。
問診では、CAGE . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
レジデント:腹水は「無し」でも、結果的に肝硬変の確率は90%以上になりました。
ところで、この患者さんの検査結果はどうだったのでしょうか。
徳田:下記でした。
表:血液検査結果
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アルブミン 3.2 g/d . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
徳田:身体所見だけで確率が93%となりましたね。
ところで、この症例では、陰性所見もありましたね。
レジデント:女性化乳房、腹壁静脈の怒張、腹水(フランク・バルジングとシフティング・ダルネスを認め)、肝性脳症(意識清明でアステリキシス無し)が陰性所見です。
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みなさん、こんにちは。
レジデント:肝腫大と脾腫も、門脈系圧上昇に関係しているようなので、陽性尤度比の絶対値が2.5と大きい脾腫を使用します。
徳田:そうですね。
レジデント:黄疸、クモ状血管腫、脾腫、両下肢浮腫が残りましたので、尤度比はそれぞれ3. . . . 本文を読む
みなさん、こんにちは。
レジデント:黄疸、手掌紅斑、クモ状血管腫、肝腫大、脾腫、両下肢浮腫がありましたので、尤度比はそれぞれ3.8、4.3、4.5、2.3、2.5、3.0です。
ノモグラムの確率の変化を6回使用します。
徳田:いや、それはまずい。
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みなさん、こんにちは。
徳田:日本の一般成人で肝硬変のある有病率は1%未満でしょう。
なので、かなり高いという場合にはその10倍はある、と仮定して10%にするということです。
かなりアバウトのようですが、まれな疾患は0.1%、比較的コモンな疾患は1%、かなりコモンな疾患は10%、というよう
なザックリと . . . 本文を読む