燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

ばち指と関連する病態

2025-01-08 | 闘魂症例検討会
みなさん、こんにちは。
 
 

Marie−Bamberger症候群では、すべての四肢にばち指、厚い皮膚、X線写真上の特徴的骨所見がある。

 

ばち状指に関連する疾患を下記に示す。

 

腫瘍(気管支がん、中皮腫、転移性骨肉腫)

化膿性疾患(肺膿瘍、気管支拡張症、胞性線維症、膿胸、慢性空洞性結核や真菌感染症)

びまん性肺疾患(特発性肺線維症、石綿症)

循環器疾患(チアノーゼ先天性心疾患、感染性心内膜炎)

消化器疾患(炎症性大腸炎、セリアック病)

肝胆汁性疾患(特に胆汁性肝硬変と若年性肝硬変)

 

ばち指は肺がん潜在の可能性を高める。

 

ばち指とその骨痛が、肺がん手術の成功によって消失するケースがある。

 

片側のばち指は大動脈、腕頭または鎖骨下動脈の動脈瘤によりよく起こるが、肩の亜脱臼、腋窩腫瘍、Pancoast症候群、片側肢端紅痛症、リンパ管炎でも見られる。

 

肺尖結核、膿胸、尺骨神経炎、腕神経叢神経腫では片側だけばち状指が目立つこともある。

 

1つの指だけのばち状指は、手掌動静脈瘻、ひょう疽や結節性痛風を伴うサルコイドでは、指や正中神経に損傷が及ぶケースでみられる。

 

 

写真:沖縄本島南部、南城市の風景です。

 

 

これを実践するだけで、楽しく食事をして、健康的に若々しく、やせることができます。高血圧や糖尿病も予防するので、コロナウイルスにもかかりにくくなると思います。「病気にならない食事の極意」よろしくお願いします。

 

群星沖縄臨床研修センターのホームページです。沖縄の基幹型8病院での研修医教育に貢献しています。

 

マンガ「群星沖縄臨床研修センターとは?」が出ました。これで群星沖縄のすべてがわかる。毎月更新されますので、是非ご覧下さい。

 

一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧ください。

 

徳田安春・公式ツイッター

https://mobile.twitter.com/yasuharutokuda

健康や医学についてのファクトと徳田安春の個人的意見をお伝えします。

 

待望の新刊が発売中!「Dr.徳田の診断推論講座【連動動画付、電子版付き】」こちらもお試し下さい。必ずやためになることでしょう。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とクローバル・スケールでの先端医学のホットな情報を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。☆まぐまぐ大賞2022のジャンル別賞の健康部門2位を受賞しました。

 

こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。どうぞ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ばち指の診察 | トップ | 爪郭の毛細血管 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

闘魂症例検討会」カテゴリの最新記事