決戦は火曜日...

おはようございますＺＵＹＡさんです

1月3日火曜日、いよいよこの日がやって来ましたよ...

「ＺＵＹＡさんの手料理を振舞う会」（企画：家人）

 

もう長く障害児福祉に携わっている家人。彼女は所属していた団体から昨年秋に独立し経営者となりました。元は仲間達とNPO法人を立ち上げて、豊島区で企業したのは今から十数年前。その後、その業績を認められて目黒区からも依頼されて第二事業所を立ち上げ、そこのリーダーとして頑張って来たわけです。内部事情は良く知りませんが、一昨年辺りから“私、独立するかもしれない...”とは言っていましたけど、実際にそこにまで至るとは...

以前にも書いた通り、福祉の仕事は誰にでも出来るとは思えません。昨今、就職難で“手に職を（資格を）”と安易に福祉業界に入って挫折する人の多さはご存知だと思います。その体力的な負担は想像以上であり、更にはいわゆる“下の世話”までしないといけないわけです

ＺＵＹＡさんには正直、出来ません。家人だけでなく当ブログを覗いてくれる方々の中には、やはり福祉に携わっている方々もいて、ただただ畏敬の念を表しています

 

さて、家人が独立後色々と問題を抱え込む中、崖っぷちブルースマンも何か出来るサポートはないかと模索していました。時々、家人がお弁当や料理を作って職場の20代・30代のスタッフ達に差し入れをしていましたが、忙しさのあまりそれも作れなくなってしまいました。ならばとＺＵＹＡさんが休日を利用して時々代わりに作るようになりました

するとそのスタッフ達が、ＺＵＹＡさんの作る料理がお気に召したようなのです。特に最近のもつ煮、ポークカレー、そしてハヤシライスは完全に彼らの胃袋...いや心を掴んだようです

なら、今度皆を家にでも呼びなよ、何か作って食わせるよと言ってみたところ、

「じゃあ、お正月に！」と...

「え！？」

 

たった4日間の休みしかないお正月に～！！

 

　　　　　　　　　　

 

さて経緯はこんな感じ。昨日は先ず部屋の片づけから開始しました。結婚してこの家に住み始めてまもなく14年。時々友人や家族が遊びに来るとは言え、そこまで見栄を張って綺麗にする必要はありませんでした（←普段からしとけよ！）

ところが今回は幾人かの顔は知っていますが、他人と言えば他人。んなわけでまさかの1月2日に大掃除なのです。それが終わってから隣町・巣鴨の西友へ行き、野菜等を中心に材料を買い込みました（肉類は昨年末に購入済み）。ＺＵＹＡさん自身、その仕事に就いているわけですが、このお正月はスーパーは開いていても市場が4日まで休市ですから、まぁ物があまり良くないわけです。その中からプロ根性を発揮して使えそうな食材を選んで買って帰って来ました

しかしここに来ての一番の問題は、“和食で”と方向性を決めていたのですが家人がまさかの、

“せっかくだから、あなたらしく「フィッシュ＆チップス」とかで洋風にしてくれない？”

との要望が、わずか数日前に...

 

　　　　　　　　　　

 

そんなわけで、前日に出来ることはしておこうと調理開始（でもサラダ以外はほとんど準備が必要...）

 

 

まず作り始めたのはカナダのメノナイト直伝「キャロット・スロー（Carrot slaw）」。メノナイト（Mennonite）は中世の宗教改革の時に派生したプロテスタントの分派で、アーミッシュほど厳格ではありませんが兵役拒否などの自分たちの教義を大切にしています

ＺＵＹＡさんの住んでいたカナダの内陸部は、先祖がヨーロッパからの移民が多くカナダの他地域に比べて割とメノナイトの方々が多く住んでいます。ＺＵＹＡさんの親友の1人であるGinaの母親が、料理好きであるＺＵＹＡさんに20年以上前に教えてくれたレシピです

 

20年以上前の手書きのレシピ

 

人参と玉ねぎ、パプリカ等をトマトスープとビネガーで煮るわけです（今回、トマトスープ缶を買い忘れて、そこから完全自作です）。このさっぱりした味の料理は今でも夏はよく作りますが、こんな真冬に作るのは初めてです。ハーブも何種類か入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で一晩冷します

 

 

そして次はチーズケーキに取り掛かりました。簡単です、クリームチーズに材料を加えて混ぜるだけ。ＺＵＹＡさんは例によってビスケットを砕いて底に敷き詰めました。“これは絶対に外せない！”と言う家人。だったら自分で作ってくれよ～

 

 

こんなのここに料理目当てで覗きに来る方々に、いちいち説明する必要はありませんよね。でも今回は心がけが良いのか、今までで一番綺麗に焼けましたよ。これも冷まして一晩冷蔵庫へ

 

さてメインディッシュその1は「シェパーズパイ（shepherd's pie）」。マッシュポテトと挽き肉を使ったイギリスやアイルランドの伝統的な家庭料理ですが、似たようなものは他の国にもありますね

シェパーズパイはＺＵＹＡさんが外国に憧れ始めた10代の頃からの大好物。今は別の経営者になってしまいましたが、大阪心斎橋の「Murphy's」の元店主・ヨシオさんの作るシェパーズパイは最高でした。カナダに渡ってからも、あちこちで食べましたよ。本来は羊肉のミンチを使いますが、今回は普通に牛肉のミンチを使います

簡単ですが、少々時間がかかるのでマッシュポテトだけ前夜の内に作って置こうと。これも説明不要ですね、芋を茹でてマッシュして牛乳とバターを加えて、ホワイトペッパーで味を調えます

　

 

今日、最初に取り掛かる予定ですがミンチを炒めて玉ねぎのみじん切り等を一緒にトマト缶で煮てミートソースを作ります。それをオーブン用の器に敷き詰めて、その上にマッシュポテトを敷いて2層立てにしてオーブンで焼きます

 

さて、メインその2は「ビーフシチュー」。流石にせっかくの休みをこればっかりやっているのは悲しくなるので、今回は市販のルゥを使いました。そして肉は本当はタレに漬け込んで焼こうと思って買っておいた牛カルビを流用することに。始めにフライパンで焼いて、なるべく油を落としました

 

どうも絵面が悪い...

 

てな具合に昨夜のうちに仕込んで置きました。余裕があれば、完成品の写真を次回のブログにでも載せたいと思います。特に問題もなく作業は進みましたが、風呂場から聞こえる家人の鼻歌...

“1時間も入りやがって...ジャガイモの1つぐらい皮剥けよな！”

と思ったとか思わなかったとか～

 

では、そな感で無事に終わることを祈っててくださいまし

Ｈａｖｅ Ａ Ｇｏｏｄ Ｄａｙ，Ｆｏｌｋｓ！