東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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ミニ経営戦略論 「ほめまくり」こそ人の能力を伸ばす

2007-05-20 11:13:53 | ミニ経営戦略・戦術論
 「国家の品格」で有名になった藤原正彦氏は、『ほめて、ほめて、ほめまくる』を、教育に対する信条として持っているとのこと。
 『子供は、ほめられたことは忘れない。将来も、挫折した時に思い出すと、回復への特効薬になる』という。
 
 部下のヤル気を引き出すのに苦労している管理者も多い。タイプには、ほめる、叱るのふた通りある様に思う(*何も口出ししない放任タイプもあるが…)。私は、褒める7,叱る3のバランス型が良いと思っているが、人それぞれの性格もあって迷う人も多いのではないか。
 藤原流の考え方は、「ほめまくり」こそ人の能力を伸ばす…という点にあるが、確かに褒められて(自信)になり、腕が上がったという自身の体験を思い出す方も多いと思う。「ブタもおだてりや木に登る」という俗な言葉もある。褒める効果を(客観的に観察)して実証してみるゆとりもマネジメントの1つだろう。

 将来の生き方にプラスになるという人生観にも共感できるものがある。人生、色々な場面で、得意と失意が交互にやってくるものである。部下に、褒められた記憶が自信回復につながった…なんて聞かされれば、管理者・指導者冥利に尽きるというものだろう。
コメント (1)
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