オンワード樫山の世界戦略
日本は、少子高齢化で需要が縮むことは避けられない。一方、目を世界に転ずれば、新興国やユーロ圏を軸に、世界経済の発展が続くという構図。
こうした背景の中で、日本企業にとって、グローバルな成長戦略を画くのは必然でもある。
アパレルのオンワード樫山の世界戦略は示唆に富んでいるように思う。日本のファッションは、本場ヨーロッパのスーパープランドに席巻されっぱなしで世界への進出は簡単ではない。オンワードは、「ICB」という世界から発信するチャレンジを試みているが、世界ブランドに育つにはほど遠いというのが実情であろう。
そこで、成長著しい中国へは、上海に直接進出、ヨーロッパには現地企業の買収という戦略を取っている。中国人は、日本ブランドにあこがれが強く、体形も似ているので、(手の届くラグジュアリー)として、日本のブランドで押す。ヨーロッパでは日本ブランドは通用しないので、買収で拡大戦略を進めるという。ツボを得た戦略として、成功の可能性が高いと思う。
又、ファッションは《兆し》を逃がさないことがポイントという。兆しを捉えないと逃げるとのこと。変化をどう捉えるかというセンスと決断が大きく左右する業界でもある。
世代の変化で言うと、ボリュームゾーンの団塊2世(34~36才)から次の世代(アラサー世代=28才~32才)へ…というのが、女性マーケットの焦点になってきたようだ。この世代は、仕事も恋もの行動派だから、仕事ウェアからアフター5まで着こなせる服が狙いという。時代と共に生きる女性の代表層かも知れない。このコトバに注意してみよう。現代の女性の生き方、価値観が見えるかも知れませんよ。
日本は、少子高齢化で需要が縮むことは避けられない。一方、目を世界に転ずれば、新興国やユーロ圏を軸に、世界経済の発展が続くという構図。
こうした背景の中で、日本企業にとって、グローバルな成長戦略を画くのは必然でもある。
アパレルのオンワード樫山の世界戦略は示唆に富んでいるように思う。日本のファッションは、本場ヨーロッパのスーパープランドに席巻されっぱなしで世界への進出は簡単ではない。オンワードは、「ICB」という世界から発信するチャレンジを試みているが、世界ブランドに育つにはほど遠いというのが実情であろう。
そこで、成長著しい中国へは、上海に直接進出、ヨーロッパには現地企業の買収という戦略を取っている。中国人は、日本ブランドにあこがれが強く、体形も似ているので、(手の届くラグジュアリー)として、日本のブランドで押す。ヨーロッパでは日本ブランドは通用しないので、買収で拡大戦略を進めるという。ツボを得た戦略として、成功の可能性が高いと思う。
又、ファッションは《兆し》を逃がさないことがポイントという。兆しを捉えないと逃げるとのこと。変化をどう捉えるかというセンスと決断が大きく左右する業界でもある。
世代の変化で言うと、ボリュームゾーンの団塊2世(34~36才)から次の世代(アラサー世代=28才~32才)へ…というのが、女性マーケットの焦点になってきたようだ。この世代は、仕事も恋もの行動派だから、仕事ウェアからアフター5まで着こなせる服が狙いという。時代と共に生きる女性の代表層かも知れない。このコトバに注意してみよう。現代の女性の生き方、価値観が見えるかも知れませんよ。