陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

普天間問題先送り

2010-05-10 08:58:58 | Weblog
普天間問題を先送りする気運が、閣僚から出ているという。
これはいけませぬなあ。
物事は、状況により先送りもありえると思うけど、
今回の問題は、ジブンで言いだしたことですからなあ。
党首である総理が。
しかも、一回のみならず、何度も公の場で口にした言葉ですからなあ。
よく言われる「綸言汗の如し」でござりますよ。

政権交代は世の求めるところであったが、
結果は、もっとひどくなったどころか、支離滅裂状態になりましたなあ。
よくあることではござりますがね。

普天間は、普天間問題ではなく、沖縄問題、安全保障問題になってしまいましたがな。
子供手当、農家個別所得補償、高速料金などなど、
何をどうするのかがアヤフヤなままに進めるから、
成果は期待できず、財政赤字はどんどん膨らむ一方ですがな。

こういうとき、旧に復する声が出るのが普通だが、
余り出ませんなあ。
皆、分かっているのでござりましょう。
元に戻すことはならぬのでござりますよ。
好き嫌いの話しではなく、それは世の鉄則でござります。

ギリシャは他人事ではござりませぬなあ。
明日のわが身でござります。

実は、この種の様相は、ワタシには馴染み深いことなのでござります。
ワタシが常々嘆くプアなわが道は、これと同じなのでござりますよ。

かくあれと念じつつも、事態はその期待に反する方向へ流れ、
必死で流れを変えようとしても、それはムダな努力なのでござります。
結果、ただ徒労の日々、年月だけが過ぎてゆく。
何のための年月か、人生か、ワカラン状態になるのでござります。

こうしたプア状態は、ワタシだけかと思っていたのだが、
昨今は、日本国そのものが同じであるので、
関係者に親近感を覚えると同時に、
危うさも感じる次第なのでござります。
コメント
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