陋巷にさまよう (野を拓く 第2部)

プアなわが道とこの世を嗤笑するブログ

官僚を使いこなす?

2010-05-27 09:00:39 | Weblog
普天間問題、口蹄疫問題などを通じて、
官僚が指示待ちになっている、
官僚があえてサボタージュしている、
国家に対して職務を尽くす「吏道」が揺らいでいる、
なんてことが一部で語られているらしい。

民主党のいう「政治主導」がそれを加速させており、
そうではなく、いかに「官」を使いこなすかを追うべし、というもの。

笑っちゃいますなあ。
一つは、明らかに過大評価。
官僚に対して。
そういう側面もゼロではないだろうが、
では、自・公政権下で、口蹄疫問題が適切に対処できたかと考えると、
同じでござりますよ。
そもそも、危機管理力、突発的な事案に対する対処能力がないんだから、
適切な措置なんぞとれるハズがない。
つまり、適切に対処する能力があれば、事前に危機発生時の対処策や準備ができているでござりましょう。
それらの事前準備ができない者に、事後の適切な対処なんぞできるワケがござりませぬ。
つまり、能力に対する過大評価でござります。

二つめに、「政治主導」が官僚の意欲をそいでいるという点は、
その程度の「意欲」であれば、さっさと官を辞して欲しいですなあ。
その程度の「吏道」なら、日本のお先はまっ暗ですなあ。

三つめは、
あ、時間が来てしまいましたぞ。
タイムアウトでござります。
大急ぎで今日のブログのクロージング。

事業仕分けで、「天下り」に象徴される官の実態の一端が見えたが、
今の官僚制は、徹底的に叩き潰さなければなりませぬ。
一度焼け野原にして、ゼロからやり直す位の覚悟で臨まないと、
「官をどう使いこなすか」論では表面を一見きれいにするだけでござりますよ。

使いこなす論は、時間とエネルギーの浪費でござります。
百年河清を待っても清らかにならないんだから、
億年たっても同じでござります。
コメント
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