先日、M大先生から、寅さんのDVDを沢山お借りした。
しばしば、見ているのであるが、飽かないのである、ひたすら面白く見ているのである。
時のたつのを、忘れてしまっているのである。
若い頃は、こんなものはと馬鹿にして見向きもしなかった作品なのだが、最近、特に60歳を過ぎてから、異常に面白く感じるようになった。
といっても、なにが面白いのかと問われると、答えられないのである。
一月ほど考えてみたが、どうにも分からないというのが、本音である。
どうにも分からない。
小生の頭では、分析不能なのである。
寅さんを見ていると、時として、自分を見ているような気がするのである。
まさに寅さんは、自分なのである。
そして、柴又の団子屋さんでの家族団らんの風景が、たまらなく懐かしいのである。
こんな風景は、今はどこに行ったのだろうか、もうどこにも見当たらないような気がするのである。
もうしばらく、寅さんを見続けていることにする。