また、「ウエブ進化論」梅田望夫著からの受け売りである。
2005年、USAでは2000万人を越えた、日本では500万人を越えたという。
ブログ人口である。
一見ものすごい数のようであるが、冷静に見てみよう。
USAの総人口3億人、日本1.3億人とすると、
ブログ人口比率は、USAでは約7%程度、
日本では約4%程度に過ぎない。
著者は、二層社会(エリートと大衆)から
三層社会(エリート・総表現社会参加者・その他の無言層)になるという。
さらに、エリートは1万人に1人
(この町では、たった7人しかエリートはいない勘定である)、
総表現社会参加者は、5人に1人から20人に1人という、
単純計算すると、「その他の無言層は5人に4人から20人に19人」となる。
どんなに逆立ちしても、圧倒的に「その他の無言層」が多いのである。
しかし、インターネットやブログが、
総表現社会参加者層を生んだことは、事実として認めざるをえない。
ブログは、
「食べられない」、
「睡眠の代わりにもならない」、
「知らなくても生きていける」・・・、その通りである、
生活必需品にはなっていないのである。
ほとんどの人たちが、何不自由も無く、
それなりに毎日を過ごしているのである。
60年後の今でさえ、
あの忌まわしい戦争や「言論統制社会」を思い出す。
「その他の無言層」を押さえつけ無視すると、
どんなことが起きたか歴史が証明している。
総表現社会参加者層の一翼を担う、
ブログ参加者が、「その他の無言層」を代弁することが大切なのではなかろうか。
こんなことも、“わずかに”頭の片隅に置きながら、
毎日せっせと、書いているのである。