12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
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「分からない」の続き

2007年02月26日 06時59分16秒 | Weblog

2月17日付けブログに、

寅さん映画の面白さの秘密が、
いかなる理由なのかが「分からない」と書いた。

これについて、次のようなコメントを頂いた。

コメント記入者は、「玉野彫り」さん。

彼は、木彫の大家であると共に、映画鑑賞の達人でもある。

従って、彼のコメントは、専門家はだしである。

“ 私も以前考えたことがあり、列挙してみます。

1、各画面に完全に一人の場面少ない。  孤独感を感じない。

1、風景、音、心情に情感、余韻がある。

1、恋愛は純愛で、横道にそれない。  安心感がある。

1、亀裂が生じても、そこに人情、愛があり、深刻感が爽やかである。

1、幼き頃から見慣れた風景、聴きなれた音。

1、ゆったりとした、各シーンのカット。

1、全体に動より静が多い。

1、他郷に居ても、心には常に古里がある。

1、ユーモアに人情深さがある。

1、ストーリー運びが上手い。

1、まだありそうですが、この辺で。   ” とあった。

どれももっともなように思えるのであったが、
どうもこれだけでもないようである。

恥や外聞をかなぐり捨てて、思いのまま正直に生きているさま、

人間の本性を、あからさまに表現しているように思えてならないのである。

依然として、毎日寅さんを見続けているのである。

止められないのである。