NHK TV“わくわく授業”より、
尾道市の小学校でF先生が、「書写」の授業をしていたのを見た。
「書写」とは、全く知らない言葉。
Wikipediaによれば、次のような解説があった。
• 小学校、・・・中等教育学校などで、国語の授業の一部として行われている。
• 書写を習字(「てならい」とも読む)ということがあるが、これは終戦直後までは「習字」が正式な呼び方の時期であったことの名残りであり、正確な呼び方ではない。
(中略)
書写が文字教育であるのに対し、書道は芸術教育であり、両者は全く異なるものである。
“書写”の詮索はこれくらいにして、本論に入る。
F先生のユニークな教育方針のうち、次のことが特に印象的であったので、ご紹介する。
「お手本」は、超一流の先生が、精魂こめて書いたものである。
よって、凡人がまねをしようと試みても、到底こんな立派な字は書けない」とおっしゃる。
「目からうろこであった」、
俳句の歳時記載っている「例句」、水墨画の「お手本」
これらは、天与の才能と長年の修練で培った超一流の先生のものである。
これをいかに真似ようとも、出来るはずがないのである。
F先生は、書写の時間中、一人ひとりの児童の授業前の作品と授業後の作品の比較を行い、そのそれぞれの進歩を誉めておられた。
(決して、他の児童との比較はされなかった)
そうなのである、他人と比較してはならないのである、
これこそ、教育の基本であろうと、感じ入った次第である。
趣味の世界もしかり、
自分の進歩にのみ着目し、着実な自己の前進を楽しめばよいのである。
(追記)
太極拳は、中国の超一流美人先生がお手本、またストレッチは、これも長年の研鑽を積んだ先生の模範演技と、
それぞれのDVDを見ているのであるが、参考にするのみで、お手本とはしないことにした。
どう逆立ちしても、名人・上手のようには出来るはずがないのである。
これで随分気が楽になった。
ぼちぼちマイペースで続けよう、といえば聞こえがいいが、結局のところ、得意の“チャランポラン”で行くことになるようだ。