自動車は、ガソリン等の燃料で動くと思っている人が多いのであるが、本当のところは、空気の力で動いているのである。
燃料が燃焼すると、高温を発生する、この発生した高温は、空気を過熱し膨張させ動力を生じるのである。
このような原理であるので、空気の役目は、ひとつには燃料を燃やすための酸素の供給源であり、
それ以上に大切なのは、膨張して動力を発生する媒体なのである。
燃料すなわち熱源(ガソリンのような液体燃料・LPGのような気体燃料・石炭・木材のような固形燃料あるいは原子力・太陽熱)は、高温を発生させるものであれば成立つものであるが、
媒体は、無尽蔵にどこででも簡単に手に入るものでないと動力として成立しにくいのである。
一般的に、媒体には空気と水とが多用されている理由である。
人の世では、お金の力でさまざまな活動がなされている、しかし、お金だけでは、何も生み出さないのである。
即ち、お金が燃料であり、人や機械などが媒体のような役割分担をしているのである。
お金という燃料が、人や機械という媒体を動かし、いろいろなものを生み出しているのである。
最近、奉仕をする人達の話をよく聞くのであるが、この種の人達の燃料は、お金ではなくて、善意である。
このような種類の燃料で動く人達が、意外に多いのに驚かされているのである。
(注)
仕事が、夏休みになりましたので、
8月いっぱいまで、木曜日にも掲載する予定。