今年になって、目のことに関心が強くなった。
「光老化」という言葉を聞いた。
よく知られているのは、皮膚のしみであるが、今回は目に焦点を当てることにする。
「 加齢黄斑変性」とは
網膜の中心部は黄斑部とよばれ、ものを見るときに最も大切な部位である。
この黄斑部が加齢にともなって色々な異常をきたした状態を加齢黄斑変性という。
加齢黄斑変性は滲出型と萎縮型に分けられる。
「萎縮型」は徐々に組織が痛んで死んでいくタイプで、長い間に視力が低下していく。
老化現象だから治療法がなく、視力も急には落ちないので、あまり問題にされない。
もう一つの「滲出型」はその名の通り水がにじみ出てきて、黄斑に障害が生じるタイプ。
出血することもある。
脈絡膜新生血管といって、網膜の下の脈絡膜に、正常な血管とは別に、異常な血管ができてくる。
この病気はどのような人に多いか
加齢にともなって起きる病気で、高齢者に多く、特に60歳以上に多くみられる。
男性は女性の約3倍の頻度でみられ、約20%には両眼性に発症。
喫煙者に多いことが報告されている。
たばこはやめるべき
世界中の多くの調査研究で、たばこが加齢黄斑変性の危険因子であることがわかっている。
しかし15年以上禁煙を続けないと喫煙の悪影響がなくならないと言われるので、今さら間に合わないのである。
サングラスなどで日光から目を守る=これなら簡単直ぐにでも出来る
強い光、とくに太陽光の中の青い光が網膜に当たると、網膜に有毒物質が溜まりやすくなる。
「サングラス」や「ツバ付きの帽子」で目を守るのは効果的という。
サングラスは、紫外線と青色光をカットするタイプが良い。
これで小生の頭部スタイルは決定した。
追記;
紫外線に弱い白人では、失明原因の第一が、この病気である。
日本人の場合には、第四番目の原因である。
失明は恐ろしい!ほぼ寝たきりと同じ状態になってしまうのである。