これは小生の好きなNHKのTVの番組である。世界の有名な街に行くのだが、観光スポットから少し離れた裏町をTVカメラが探訪するのである。特に面白いのが、裏町の人々とのちょっとしたふれあいがなんといっても見所である。
3月29日にベネチアの番組を見た。(NHKの表現に合わせてベネチアと表記する)
小生は、迷子になることを恐れて、裏の裏までは到底歩けなかったのだが、代わりにこの放送が代行してくれた。 ベネチアの概要を短い言葉で表現していたので、下記を引用させてもらった。
イタリア北部、「アドリア海の女王」と呼ばれる水上の迷宮都市ベネチア。120以上の島々が400もの橋で寄木細工のように繋がれている。面積は7平方キロメートル、そこにおよそ6万人が暮らしている。
1千年の歴史を誇るベネチアは、中世以来、馬や馬車の通行が禁止され、現在も車の乗り入れが禁じられている。 ベネチア国際映画祭やビエンナーレ、仮面祭りのカーニバルなどが有名。
看板が頼り?
迷路のような街をいかに歩くか。その時、助けにもなり、歩く楽しみを与えてくれるのが路地の名を書いた看板。ベネチアでは、どんな小さな路地にも名前がついている。
FONDAMENTA(フォンダメンタ)は運河沿いの通り、SALIZADA(サリザーダ)は昔から賑わっていた広めの通り、 SOTOPORTEGO(ソットポルテゴ)はトンネルのような道、その他の普通の道はCALLE(カッレ)です。カッレ・ストレッタ(「狭い道」の意)という、その名のとおりの道も。
運河が網の目のように張り巡らされていることは、言い換えれば、橋を渡らねば別の島には行けないという事である。したがって、万一道を誤り別の島に渡ってから迷子になると大変だと思ったのであった。
もと来た橋を渡らない限り、もと来た島には帰れないということである。 上記によれば「120以上の島々が400もの橋で寄木細工のように繋がれている」と言うことは、一つの島に僅か3箇所から4箇所の橋しかないということである。
言い換えれば、二つの島を結ぶ橋は、1つかあっても2つ程度と考えねばならない。 如何に無鉄砲な小生と言えども迷子になって同行者達に迷惑をかける勇気は無かった。
言葉は話せず、文字のローマ字読みは出来ても意味不明、更に歳相応に方向音痴になっているのであった。 こんな状態では、ポータブルのGPSでもない限り、一人とぼとぼ裏町を散策することは到底不可能であった。なんだか惜しいことをしたような気がしたが、このTV番組で救われてたような気になった。
おまけ;
ご興味を持たれた方は、放送の概要をご覧いただける次のサイトを開いてみていただくとよい。下記のURLをクリックしていただきたい。
http://www.nhk.or.jp/sekaimachi/detail/arukikata/050329.html