専業主夫になって初めての物価急上昇である。経済評論家は、デフレは終わり、インフレとデフレの中間点になったというのだが、小生の実感は立派な大インフレである。
インスタントラーメンは100円くらいだったものが140円、食パンは150円くらいだったものが200円、そしてよくご承知のガソリンであるがこれが160円近辺、その他急騰した物価を上げればきりが無いのである、あれもこれも絶好の機会到来とこぞって値上げに踏み切っている。
先日「楽しく賢い節約術」なる見出しのミニコミ紙が新聞に挟み込まれていた。
1. クレジットカードを見直そう=ポイント還元割り増し期間中に纏め買い(めんどくさいし無駄になりそう)
2. 食料品を纏め買いでフリージング(どうしても無駄になることが多い)
3. ETCカードで高速料金の割引(これは恩恵に浴しているが多寡が知れている)
4. デパートの駐車料金を無料にするための商品券購入(デパートなんかに行く用事がない)
5. コンビニの支払いは電子マネーでポイント獲得(コンビニにもめったに行かない)
こんなことで実際的な節約術といえるのだろうか、あまりにも読者を馬鹿にした内容だと小生は思うのだが。
2004年2月発行のある冊子「ドイツ流 貴女の暮らしの節約診断」を読むと、
「ドイツでは質素倹約の暮らしを第一に考え、生活に対する合理性と実用的センスにこだわります。でも、それと同時に、快適さと居心地のよさを何より大切にします」と書いてあった。
この冊子も、さしたる具体的な方策は述べてなく、精神論が主体で、実務を預かっているベテラン主婦達にとっては、チャンチャラおかしいのではないかと思った。
翻ってスーパーマーケットでのベテラン主婦達の買い物は、実に真剣であり、よく考え・研究して購買活動をしているように思える。 女性の脳には、コンピューターが何台もありそれらが同時に働いていると医学者が言うのである。
実に情けないことに男性の脳にはコンピュータが唯の一台しかない(単細胞)ので、色々な事を同時に考えられない構造になっているという。
レジに並んで前後のベテラン主婦達の買い物籠を覗くと、感嘆するくらい巧妙な買い物がなされているのである。
掴んだ物を、唯単に買い物籠に放り込んでいる小生の買い方は、毎度反省と悔恨の塊をなのであるが、これを何とかするためには、頭のコンピューターの台数を増やす必要があるのだが・・・、どうすればいいのだろうか?