4月からY新聞に替えた。理由は以前の新聞が写真ばかりであまりに読む箇所が少なくなったからである。
その記事にこんなのがあった。「男性の手料理、月2回以上65%」 男性料理教室に通い料理を習った60歳代の男性にアンケートした結果である。
この人達は「家事は当然のことで、今もやっている」が32%で最も多かったとのこと。
これに対し、妻側の記述では、
1. まだ一度も家では作ってくれない。私がいなくなれば実力を発揮するのでしょうか?
2. 料理をすることで私への理解も深まり、大変さが判ったみたい。
3. 私が風邪をひいた時などに食事を整えてくれるので助かる。
我々世代は“男子厨房に入るべからず“の時代だったが、今はそれも昔のことである。男性が料理をするということは、家族にとって非常に好都合なようである。
昨年春以来、目の不調で料理教室は止めてしまったが、その頃の生徒さんたちのことを振り返ってみると、
1. 奥さんが身体不自由のため介護を含み家事一切を切り盛りしている師範代格の方(並みの主婦よりはるかに家事はうまいように思える)
2. 大きな自営業のご主人の場合には一家総出の商いである、おそらく交代や手の空いた家族が家事を分担しているのであろう、こちらも大変手際のよい人だった。
3. 奥さん孝行の人、本来何事も積極的な人だった、しばしば習い覚えた料理を家族に振舞っているようだった。
4. 奥さんが仕事に忙しい人、この方は性格が実にこまめで奥さん孝行と見受けられ、日常的に家事全般を分担している雰囲気だった。
5. 病気がちの人、この方の料理教室出席の動機はよく判らなかったが、3.の方の弟さんで兄の影響かもしれないが懸命に料理を勉強していた。しかし、いまだ家で料理をするレベルにはないような気がした。
6. 最後に小生であるが、弁当ばかりではとてもたまらない、当然自分でせざるを得ない。既に千回以上の調理実績であるが、そのメニュー数は僅か数十である。
いつも同じようなものを食べているのである。一向に進歩がないのである。